生ズッキーニのおすすめレシピ
先ほど紹介したとおり、ズッキーニを生で食べる際は切り方の工夫と塩もみが必要ですが、アクもほとんどなく、生でも扱いやすい食材です。生で食べるのが初めてでどうすればいいか迷った際は、きゅうりの置き換えで使用すると美味しく頂けるレシピが多いでしょう。
また、次のようなレシピにズッキーニを加えて楽しむのもおすすめです。
カッペリーニ風そうめん
輪切り、もしくは細切りにした生ズッキーニ(1/2本程度)をプラスしてください。オリーブオイルを使用するのでβカロテンの吸収効率もアップ!夏にぴったりの一品です。
ツナとトマトのカッペリーニ風そうめん
ツナ缶詰(油漬)、トマト、そうめん、小ねぎ(あれば)、○オリーブオイル、○レモン汁、○にんにくチューブ、○塩、○こしょう
調理時間:10分
生ズッキーニとトマトのナムル
豆苗を、輪切りまたは細切りにした生ズッキーニ(1本程度)に置き換え。ごま油を使用するのでβカロテンの吸収効率もアップします。ズッキーニの緑色とトマトの赤色が映え、見た目も綺麗に仕上がります。
トマトと豆苗のナムル
トマト、豆苗、○しょうゆ、○中華スープの素(顆粒)、○にんにくチューブ、○ごま油、白いりごま、塩・こしょう
調理時間:10分
生ズッキーニのコールスロー
キャベツを細切りした生ズッキーニ(1/2本程度)に置き換え。ズッキーニは生でも水が出にくいため、水っぽくなりがちなコールスローも失敗が少なくできます。また、マヨネーズはβカロテンの吸収量を7倍高めるという研究結果もあります。
春キャベツのコールスロー
春キャベツ、にんじん、○マヨネーズ、○粒マスタード、○酢、○砂糖、塩・こしょう
調理時間:20分
生ズッキーニの洋風手まり寿司
きゅうりを生ズッキーニ(適量)に置き換え。縦にスライスしたものをシャリに巻いても、輪切りしたものを上に乗せても見栄え良くできるでしょう。チーズなどの具材も一緒にのせ、オリーブオイルを少したらすと洋風な手まり寿司になり、βカロテンの吸収効率もアップします。
お子さんと一緒に作れる♪宝石みたいな「手まり寿司」の作り方
今年のひな祭りは、かわいい”手まり寿司”にチャレンジしてみませんか?
ラップで握れば完成するので、お子さんと一緒に手作りが楽しめますよ~!
ズッキーニを生で楽しもう
夏が近づくとスーパーで目にすることが多くなるズッキーニ。カリウムなど水に溶けやすい栄養素を含む野菜のため、しっかり栄養を摂りたいなら生で食べるのがおすすめです。いつもの料理に加え、生で食べるレパートリーも増やして幅広いアレンジでズッキーニを楽しみましょう。
参考文献:
独立行政法人 農林水産消費安全技術センター 広報誌
国立研究開発法人 医薬基礎・健康・栄養研究所「ビタミンについて」
文部科学省「食品成分データベース」
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」
吉田企世子・松田早苗監修『あたらしい栄養学』(高橋書店)
牧野直子監修、松本 麻希『栄養素図鑑』(新星出版社)
配信: トクバイニュース