「なんで泣くの?」 急にパパに人見知りするように…その理由に「なるほど!」

「なんで泣くの?」 急にパパに人見知りするように…その理由に「なるほど!」

赤ちゃんの人見知りに悩むママは多いのではないでしょうか。おばあちゃんにも大泣きされて気まずい思いをしたり、前はパパに抱っこを頼むことができたのに大泣きされてママがヘトヘトになってしまったり。今回は、助産師の高杉さんに赤ちゃんに人見知りが起こる理由と対応方法を教えていただきました。

育児中のママたちを悩ませることの1つに「人見知り」があります。生後6カ月を過ぎたころから急に始まるもので、ママ以外の人に抱かれたり、ママの姿が見えないだけで大泣きすることもあります。

 

毎日の生活のなかで赤ちゃんがママから離れられず、この時期は誰かに少しの間もお世話を頼むことができず困り果ててしまうママも少なくありません。ここでは人見知りが起こる理由と乗り越えるコツをお話しします。

ママ以外の人の顔を認識できるようになった成長の証

赤ちゃんの脳は生まれたときは未発達で、成長とともに少しずつ発達していきます。赤ちゃんは生後6カ月ぐらいまでの間はママなど身近にお世話をしてくれる人にしか興味を持ちません。成長していくにつれてママ以外の人の顔も認識できるようになり、関心を抱くようになります。

 

そのころに始まるのが「人見知り」です。

人見知りは社会性の第一歩

赤ちゃんは人見知りの時期には他人の顔をよく見ています。これは、ママを中心にして他人とつながっていきたいという社会性の第一歩と言えます。ママ以外の人を見て泣くのは、他の人にも関心を持ち、その人を認識しているからなのですね。赤ちゃんの脳が成長してきている証拠です。

なんで泣くの? 急にパパに人見知りするようになるのはどうして?

では、どうして人見知りをするようになったら泣いてしまうのでしょうか。これは、人と目が合うと、まず脳内で恐怖や不安をつかさどる偏桃体という部分が働くからです。しかし、脳が未発達な赤ちゃんは前頭前野が発達しておらず、恐怖心を押さえることができないのです。
ある日急にパパに泣きだしても心配しないでくださいね。パパを嫌いになったわけではなくて、パパへの関心が深まったからこそ、パパを見て泣いてしまうのです。

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