自閉症と中度知的障害を持つ2015年生まれのほぺろうくんのママ、ぼさ子さん。障害児を子育てするなかで気づいたこと、心境の変化を綴る「障害のある息子からの学び」を短期連載でご紹介します。
障害のある息子からの学び 第4話
ほぺろうくんが3歳ごろ、癇癪がひどすぎて精神的に追い詰められて限界に……。
しかし突然「ほぺろうは、私の表情に苦しんでいたんじゃ?」と思いつき、「ほぺろう!大好きだよー!」と思い切り抱きしめたところ、いつも寝るときに大暴れするほぺろうくんがスッと落ち着き、安心したように眠りに落ちたのでした。
その日以来、毎晩「大好き」「かわいい」「ほぺろうがいてママは幸せだよ」と愛情たっぷりの言葉を伝えるように。すると……?!
「ほぺろうが笑ってくれたのいつぶりだろう」
今思い出しても、胸がギュッとなります。
当時、日中はまだ癇癪があったものの、
イチャイチャするようになってからは
少しずつほぺろうの情緒が安定してきたような気がします。
(たまたま成長と重なっただけかもだけど)
◇ ◇ ◇
「大好き」という思いを口に出して伝えるのが最初はなれなかったぼさ子さん。でも、毎晩続けると、ほぺろうくんも「ぼくも!」と喜んでくれるようになり、思い切りイチャイチャするように!
寝る前の癇癪が、イチャイチャタイムにより落ち着き、「やっぱりこれまで不安だったのかな」という罪悪感を抱きつつ、ほぺろうくんの笑顔のためにこれからも向き合っていくことを心に決めるのでした。
監修/助産師REIKO
著者:イラストレーター ぼさ子
自閉症と中度知的障害を持つ、2015年生まれの息子を育児をしています。いまだに発語はありませんが、母目線でその成長記録を綴っています。
配信: ベビーカレンダー(パパママ)
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