夏に旬をむかえる「ししとう」。ほのかな苦味と辛みはお料理のアクセントになり、グリーンの鮮やかな色合いは夏の食卓に彩りを添えてくれますね。今回は、そのししとうの保存方法やおすすめ調理法など、知っているとししとうがもっとおいしくなるお話しをご紹介します。ときどき出会ってしまう激辛のししとうについても調べてみました。
おいしいししとうは、ヘタでわかる
お酒のおつまみや、あと一品ほしいときの副菜作りに重宝するししとうは、全体にハリとツヤがあり、鮮やかなグリーンのものがおすすめ。ヘタは、かためでピンとしているものが新鮮な証拠です。ヘタが黒ずんでいるものは避けてくださいね。
激辛のししとうが混ざっているのはなぜ?
ししとうはピーマン、パプリカと同じくとうがらしの一種。いずれも、とうがらしの中では辛みの少ない甘味種の仲間です。ところが、袋やパックに入ったものを買うと、そのうちの1本が激辛だったということも…。
ししとうが辛くなってしまう原因には諸説あり、よくいわれるのが、生育中のストレス説です。ししとうはとうがらしの仲間のため、もともと辛み成分の遺伝子を持っています。高温や乾燥などの強いストレスがかかると、その遺伝子が活発に働いて辛くなるそうなんです。
見た目には縮れていたり、小ぶりだったり、また中の種が少ないものが辛いとも、そもそも専門家でも辛いものを見分けるのは難しいともいわれるししとう。激辛ししとうに当たってしまったときは、辛さをこらえつつ、小さなししとうのルーツに思いをはせるのもいいかもしれませんね。
配信: フーディストノート