「〜しなくちゃ」という思い込み
ラクに暮らすために、まず手放したいのは、「〜しなくちゃ」「〜するべき」などの思い込み。きちんとしたい人ほど、この思い込みに縛られ、家で過ごす時間もリラックスできていません。
私も整理収納アドバイザーとして、片付けや収納の方法などをお伝えすることが多いですが、一番伝えたいのは、「心地よい暮らしを送ってもらいたい」「自分らしく暮らしを楽しんでもらいたい」ということ。
片付けや収納は、そのための手段であって、本当の目的ではありません。
極端なことを言えば、片付いていない部屋でも、暮らしている人が心地よいと感じているなら、無理にすっきりさせる必要はありません。しかし、「〜するのがあたりまえ」「普通は〜するもの」という思い込みから、「〜しなくちゃ」と、常に自分に課題を与えてしまい、ストレスを増やしてしまっているということが少なくありません。
まずは、「〜しなくちゃ」「〜するべき」などの思い込みを手放し、気持ちをラクに、“自分に合った暮らし”を考えてみましょう。
家事の工程
ラクに暮らすためには、“やらなければいけないこと(=家事)”を、いかに簡単に済ませるかも大切なポイントです。めんどうな家事を少しでもラクに済ませるには、“工程の見直し”をしてみましょう。
家事をするにあたって、「〜するのがあたりまえ」という、正しいとされている家事の進め方にとらわれて、自分にとって必要ない工程まで丁寧にこなしているというのも、実はよくあるパターンです。
家事の進め方を見直して、自分にとって必要ない工程を省くことで、家事にかかる時間や手間を減らすことができれば、その分、余った時間やエネルギーを別のことに使えるはずです。
「洗濯物を畳まずにハンガーのまま収納する」「洗い物を減らすためにワンプレートの食事にする」「毎日の掃除を2日に1回にする」など、工程を省く方法は人それぞれ。
目指すは、“完璧な家事”ではなく“賢い家事”。自分にとって必要ない家事の工程は、すすんで手放しましょう。
配信: michill(ミチル)