【からだケアレシピ】お肌を潤わせる「いちじくと豚肉のごま酢和え」

【からだケアレシピ】お肌を潤わせる「いちじくと豚肉のごま酢和え」

残暑厳しい日々が続きますが、朝晩は秋の空気を感じ始めましたね。そうなると気になってくるのが乾燥です。今回、美容薬膳研究家・ちづかみゆきさん(@miyukichizuka)に教えていただくのは、肺を潤す秋の食材、いちじくとれんこん、そしてからだ全体を潤す豚肉とごまを使ったレシピ。お酢を効かせてさっぱりいただける一皿です!

空気が乾いてくる前にしっかりと潤しておきましょう!

9月もまだしばらく暑さが厳しいようですが、そろそろ遠くで空気の乾きが感じられるようになるはず。先日もお肌の乾燥が気になるといったお悩みを耳にしたところです。
 
そこで今回はいまが旬のいちじくや、これから旬を迎えるれんこんを使ったお惣菜、「いちじくと豚肉のごま酢和え」をご紹介します。

主な食材はいちじく、豚肉、れんこんの3つですが、ごま酢和えのごまもポイントとなる食材です。

空気の乾きが感じられるようになると、お肌の乾燥よりも「から咳」が気になったりしませんか?

五臓のなかでいちばん乾燥に弱い臓器が肺(鼻、のどを含む呼吸器)。から咳がでたら肺を潤す食材を摂ればよいのですが、お肌も経絡で肺とつながっていると考えるので、肺を潤す食材はお肌も潤すことになります。

いちじく、梨、柿、みかん、りんごなどのフルーツや、野菜では山芋、きくらげ、春菊、ズッキーニなど。他にアーモンド、銀杏、ピーナツ、松の実などのナッツ類が肺を潤す食材です。

また、肺に限らずからだ全体を潤す食材も、もちろんお肌の潤いに良いものです。今回のレシピでは、豚肉と白ごまがそんな潤い食材。

れんこんは食感がしゃきしゃきと楽しく、この時期は真っ白で美しい新れんこんも見かけますね。

生ですりおろしたものは、からだにこもった熱を冷まして渇きを癒すため、のどの痛みによいとされますが、加熱すると肺を含む五臓の働きをよくする働きがあります。

いちじく、豚バラ、れんこんのごま酢和え

材料(2人分)

・いちじく……小2個
・豚バラ肉(薄切り)……50g
・れんこん……50g
・塩……適量
・酒……適量

【A】
・白すりごま……大さじ2
・米酢……大さじ1.5
・しょうゆ……小さじ1
・きび砂糖……小さじ1
・塩……2つまみ

・小ねぎ……適宜

作り方

1. いちじくは皮ごと8等分のくし切りにする。豚肉は3cm幅に切る。れんこんは皮をむいて薄切りし、酢水にさらす。

豚肉、れんこんを茹でる湯を沸かす。ボウルにAを入れて混ぜ合わせる。

2. れんこんを塩ゆでして鍋から取り出し、鍋に酒を加えて再度沸騰したら火を止めて豚肉を入れ、予熱で火を通す。


れんこんと豚肉をペーパーにとって水分をきる。

3. Aのボウルに2といちじくを加えて混ぜ、器に盛って斜め小口切りした小ねぎを散らす。


ポイント

豚肉はスライスを使いましたがしゃぶしゃぶ用でも。部位はお好みのものでどうぞ。

まだ暑さが残るのでさっぱりと酢を強めに効かせて仕上げました。すっぱいものが苦手な方は大さじ1で混ぜ合わせ、一度和え衣の味見をしてみてくださいね。

また、いちじくの甘さが少ないときはお好みできび砂糖を増やしてください。