ハーブを使いこなそう!実はいろんな料理に合う「ミント」のおいしい活用術7選

ハーブを使いこなそう!実はいろんな料理に合う「ミント」のおいしい活用術7選

爽やかな香りが魅力のハーブ「ミント」。チョコミント味のスイーツなどが定番ですが、実は料理にも活用できるんですよ。ミントの中でも料理に向いているのは、清涼感が控えめで甘く爽やかな香りのスペアミント。カルパッチョやサラダに使うほか、肉料理やカレーとも相性抜群です。ミントの大量消費にも役立つおいしいレシピをご紹介します!

ミントのここがすごい!

ミントはシソ科ハッカ属の多年草で、原種は20~40種ですが、変種は600種以上にも及ぶそう。

特にスペアミントとペパーミントがよく育てられていて、大きく分けるとスペアミントは料理に、ペパーミントは飲み物に合うといわれます。

爽やかで清涼感のある香りには、多くの効能が。鎮静作用のほか、気持ちを沈める、喉の痛みを和らげるなどの効果が期待できます。ほかにも、花粉症対策や殺菌作用、口臭対策、虫よけなど、さまざまなシーンでパワーを発揮してくれますよ。

ミントを使ったおいしい料理を楽しみながら、うれしいパワーをたくさん取り入れちゃいましょう!

ミントを使ったおいしいレシピ

白身魚のハニーレモンカルパッチョ

料理研究家のさきさん(@_sakioo_)の「白身魚のハニーレモンカルパッチョ」は、淡泊で歯ごたえのあるコチのお刺身を、レモンとミントでより爽やかに仕上げた一品。

オリーブオイル、レモン、蜂蜜、塩胡椒で作ったドレッシングをかけて、ミントとレモンを飾るだけ

「ミントを魚介に合わせるのは、近所の友人がやっていてとてもおいしかったので真似してみました」とさきさん。

見た目もおしゃれで、冷えた白ワインによく合いそうです。コチ以外の白身魚でもおいしく作れるので、ぜひお試しを。

タブーリ風サラダ

アメリカで5年間ハーブについて学び、現在、ハーバリストとして活躍する平野蘭さん(@herbs_onme)。「タブーリ」とは、パセリを主役にした中東のサラダのことで、平野さんはパセリの代わりにミントをたっぷりと使って。

野菜を切って和えるだけで味が決まるのは、ハーブ料理ならでは! ほどよい酸味が後を引くおいしさです。

できてから30分経った頃が食べごろで、一晩おくとまた違ったおいしさがあります。

材料(3~4人分)

・トマト……2個
・きゅうり……1本
・セロリ……1/2本
・ミント……ひとつかみ

※セロリを玉ねぎに変更可

【調味料】
・塩……小さじ1
・オリーブ油……大さじ2
・レモン汁……大さじ2
・砂糖……2つまみ

作り方

1. すべての野菜を角切りにする。

2. 1にミントと調味料と和えたら出来上がり。

レシピ出典:Instagram(@herbs_onme)

マスカットとキウイとミントのサラダ

東京の大井町駅からほど近い場所で陶芸教室「P&A pottery class(ピーアンドエー ポッタリー クラス)」を営む@papc0さん。@panda_dishのアカウント名でうつわとごはんを紹介しています。

こちらの「マスカットとキウイとミントのサラダ」は、マスカット、キウイ、モッツァレラチーズをカットしてうつわにのせたら、オリーブオイルや白ワインビネガーを合わせたドレッシングをたらり。

最後にミントを散らせば、見た目も爽やかなサラダの完成です。分量に決まりはないので、お好みで調整してみてくださいね。

材料

・マスカット
・キウイ
・ミント
・モッツァレラチーズ
・オリーブオイル
・白ワインビネガー
・岩塩
・砂糖
・ブラックペッパー

作り方

1. マスカットは種をとり半分に切り、キウイとモッツァレラチーズはスライスして食べやすい大きさに切る。

2. オリーブオイル、白ワインビネガー、岩塩、砂糖、ブラックペッパーを混ぜたドレッシングをかける。

3. 最後にミントを散らして完成。

レシピ出典:Instagram(@panda_dish)

ラムのミント照り焼き

こちらも陶芸教室を営む@papc0さんが、@panda_dishのアカウント名で公開しているレシピ。

ミントはお肉と相性が良く、中でもラム肉と牛肉との相性は抜群なのだとか。ラム肉が苦手な方は、牛肉に変えてもおいしく作れますよ。また、ミントはたくさん入れるのがおすすめです。

ちなみに料理をのせている大皿は、@papc0さんが“バーチャルろくろ”を使って作ったもの。うつわに興味を持った方は、ぜひ陶芸教室のホームページものぞいてみては。

材料

・ラム肉
・にんにく
・生姜
・醤油
・酒
・蜂蜜
・ミント

作り方

1. ラム肉をジップロックに入れ、ニンニクと生姜を小さじ1ずつ加えて揉む。醤油、酒を大さじ1、蜂蜜を大さじ2、ミントをお好きな量加えて揉み、冷蔵庫で3時間以上漬ける。

2. 漬けていた肉とミントをフライパンで弱火で炒め、火がとおったら完成。

レシピ出典:Instagram(@panda_dish)

ダロール

ダロールとは、イランの調味料で塩ミントペーストのこと。イランでは、野菜や果物に添えて味わうのだとか。

作り方は、フードプロセッサーにミントの葉と塩を入れて、ペースト状になったら出来上がりです。アロマインストラクターでハーバルセラピストの@aromanicoさんは、イワタニのミルサーを使ってダロール作り。

爽やかな風味で、サラダやパスタソースに使うほか、焼き肉につけたり、蒸し鶏につけたりしてもおいしいそう。

ダロールは塩の分量が多ければ多いほど、冷蔵庫で長期保存が可能。ミントの使い道に困ったら、ダロールにしてみてはいかがでしょうか。

ダロールで冷製パスタ

ダロールを手作りした@harinezumi358さん。キュウリがダロールに合うと知って、茹で鶏とともにパスタにしたそう。

ダロールに
ホワイトペッパー
ディル
オリーブオイル
レモン汁🍋
これらを混ぜたものに
キュウリと茹で鶏
冷たいパスタを絡めてみました♫
(ダロールしょっぱいので塩不要)

さっぱりとした味わいで、後味の清涼感もくせになるおいしさ。キュウリをアボカドに変えるなど、さまざまなアレンジも楽しめそうです。

ミントチキンカレー

カレーにミントを加えると爽やかで新鮮なおいしさに。

@cookinggotoさんは、冷蔵庫の中にミントを見つけて、鎌倉の人気カフェ「オクシモロン」の「ミントチキンカレー」を作ってみることにしたそう。

使うミントは、ひとつかみ分。最後に粗みじんにしたミントを半量加えて火を止め、うつわに盛り付けたら残りのミントを散らして出来上がり。

本格的な見た目もさることながら、味の方もばっちりだったよう。ぜひ、行列のできる名店の味をおうちで楽しんでみては。