「息子のRSウイルス体験談」第6話。再度小児科を受診し、まるくんはRSウイルスと診断されました。その夜、寝ていたまるくんから「ヒュッ」という呼吸の音が。様子をうかがうと、窒息を起こしていました。息子の異変にももひらさんは……。
今回のももひらさんの体験談は、コロナ禍に子どもが体調を崩したとき、親や大人はどう動けばいいのかを考えるきっかけにつながったらとご紹介させていただいています。
6話 心配で眠るのが怖くなり……
※痰がからんだときは絵のように背中をトントンとしてあげるとよいですが、けいれんを起こした際は体を揺さぶったり大きな声で呼んだりせず、衣服を緩め横向きに寝かせて状態を見てあげてください。そのうえで、救急車を呼ぶなど、医療機関を受診してください。
どうしようどうしよう焦りながら気になったのは熱性けいれんのこと。
子どもは高熱時になる場合があるといいますよね。
今回のまるの場合は口元がだらっとしていて顔に力が入っている様子がないこと、「ッカ」みたいな詰まった音がしていて、離乳食を詰まらせかかったときに似ていたので「痰かな?背中を叩いてみてダメだったら救急車を呼ぼう」と
叩いてみて勘があたった形になったんですが、とっさの判断だったのでもし間違っていたらという怖さもありました。
◇ ◇ ◇
けいれんがすぐに止まる場合は、自宅で経過を見てから医療機関を受診するのもよいと小児科医の松井先生は言います。
いずれにしても、お子さんによって状況や症状は異なると思いますので、けいれんを起こした際は救急車を呼ぶなど、医療機関を受診して医師の判断を仰ぐようにしてください。
救急窓口に電話し、引き続き自宅で様子を見ることになったももひらさん。
次回、まるくんの看病に奮闘して……!
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生
愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医。
著者:イラストレーター ももひらみーこ
5歳、2歳の兄弟の母。子どもたちのくすっと笑える話や働く母の日常を育児漫画にしています。
配信: ベビーカレンダー(パパママ)
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