“フィッシュカツ”は白身魚のすり身にパン粉をつけて揚げた、徳島県のソウルフード。
全国的にはまだメジャーな料理ではないものの、徳島県内のスーパーでは必ずといっていいほど売っている人気グルメです。
一見地味な見た目ですが、一口食べればカレーの風味と唐辛子の刺激がクセになること間違いなし!
この記事では、そんなフィッシュカツのレシピや特徴を紹介します。
卵でとじたりパンに挟んだりしても美味しいので、ぜひ少し多めに作ってアレンジも楽しんでみてください。
フィッシュカツの特徴
まずは、フィッシュカツの発祥や美味しさの秘密を紹介します。
昭和30年に誕生
フィッシュカツは、昭和30年に徳島県小松島市にある津久司蒲鉾という蒲鉾店が考案しました。
蒲鉾を作る際に中途半端に余る魚の身を再利用するために考えられたそうです。
現在では、徳島県でカツといえばトンカツではなくフィッシュカツをさすほど深く根付いています。
【参考】津久司蒲鉾 フィッシュカツとは
https://www.tsukushikamaboko.com/fishkatsu.html
カレー粉を入れるのがポイント
フィッシュカツを作るときに欠かせない材料がカレー粉です。カレー粉を入れることで魚臭さを感じさせず、スパイシーな香りで食欲をそそります。
カレーの風味はご飯との相性はもちろん、パンや野菜との相性が抜群!カツカレーでトンカツの代わりにフィッシュカツをのせたり、サンドウィッチの具にしたり、野菜と炒めたりと、アレンジの幅が広いのも人気の理由です。
マヨネーズをつけたりチーズをのせたりして食べるのもおすすめ!
フィッシュカツのレシピ
今回はタラの切り身を使用しましたが、エソ、イトヨリなどの白身魚でも美味しく作れます。
材料(2人分)
- タラ(切り身) 2切れ(150g前後)
- 玉ねぎ 1/4個
- パン粉 適量
- 油(揚げ油) 適量
<A>
- カレー粉 小さじ2/3
- 塩 小さじ1/4
- 砂糖 小さじ1/4
- 一味唐辛子 少々
- 片栗粉 大さじ1/2
作り方
1タラの皮と骨を取り除き、一口大にカット。玉ねぎは2cm角にカットします。
21に<A>を合わせて、フードプロセッサーかハンドブレンダーで粘り気ができるまで攪拌します。
34等分にして、厚さ1〜1.5cmの楕円形にします。
4両面にパン粉をまぶします。
5180度の油で、きつね色になるまで4分ほど揚げたら完成です。
配信: hitotema