舞茸の栄養を効率的に摂れる食べ方
舞茸の栄養をムダなく摂る食べ方と、おすすめレシピを紹介します。
油と一緒に摂るとビタミンDの吸収がよくなる
ビタミンDは油になじみやすい性質のビタミンです。炒め物や天ぷらなどにして食べたり、一緒に食べる料理に油を使ったものを選んだりすると、ビタミンDをムダなく摂ることができます。ただし、油を使うとどうしても摂取カロリーは多くなってしまうため、体重が気になる方は食べ過ぎないよう注意が必要です。
【おすすめレシピ】
鮭ときのこのバター醤油
生鮭切り身、舞茸、小ねぎ(あれば)、○しょうゆ、○酒、○みりん、○バター、塩、こしょう、サラダ油
調理時間:15分
食事の最初に食べると、血糖値の急上昇予防に
食物繊維を多く含む食品を食事序盤で食べると、その後に食べた料理の糖質の吸収を抑え、血糖値の急上昇を防いでくれることがわかっています。血糖値は急上昇すると反動で脂肪がため込まれやすくなるため、ダイエット中に舞茸を食べるときには順番を意識してみるといいですね。
【おすすめレシピ】
きのこの塩昆布バター
しめじ、まいたけ、塩昆布、バター、サラダ油
調理時間:10分
冷凍した舞茸を加熱調理する
舞茸などのきのこ類は、冷凍してから調理するとうまみが増すといわれています。その理由は冷凍したきのこを加熱解凍すると、生のきのこを加熱したときに比べ細胞組織が壊れやすいことにあります。きのこの細胞が壊れるとうまみ成分である「グアニル酸」を生み出す酵素の働きが盛んになり、きのこ中のグアニル酸が増えるため、おいしさが引き出されるというわけです。
舞茸のうまみを存分に味わいたいときは、ぜひ冷凍保存を活用しましょう。舞茸は手でほぐしてから冷凍用保存袋に移し、冷凍庫で保存するだけです。使うときは凍ったまま調理します。
【おすすめレシピ】
秋鮭ときのこの和風パスタ
生鮭の切り身、まいたけ、にんにく、小ねぎ(あれば)、スパゲティ、○めんつゆ(3倍濃縮)、○牛乳、塩・こしょう、バター、オリーブオイル
調理時間:20分
※参照:石黒 弥生, 藤原 しのぶ, 佐々木 弘子, 松本 仲子, 菅原 龍幸(2006).「冷凍した食用担子菌類の嗜好性」『日本食生活学会誌』17(3),247-254
低カロリーな舞茸を上手に取り入れよう
舞茸は低カロリーで糖質も少ないだけでなく、食物繊維やビタミンDなど健康に役立つ栄養素も含まれます。栄養を効率よく摂る食べ方もぜひ意識して、ダイエット中でなくても積極的に食卓に取り入れてみましょう。
配信: トクバイニュース