大賞:マリトッツォ
大賞に輝いたのは、2021年上半期に話題化し、人気が爆発したイタリア生まれのスイーツ「マリトッツォ」!2021年下半期は、丸いパンにクリームをたっぷり挟んだ正統派の人気に加え、「#タマゴッツォ」「#おにトッツォ」など日本らしい遊び心のあるアレンジも生まれ、さらに盛り上がりました。2021年6月時点ではInstagramの「#マリトッツォ」の投稿数は8万件でしたが、11月30日現在20万件以上にのぼります。
ユーザーのコメント
・マリトッツォは、進化系もいろいろ出たし、どこでも見かけたし、買いました
・自分でも手軽に作れて 見た目もインパクトあっておいしかったから
・見た目がかわいくて、インスタ映えするので、自分でも作ってみました。 簡単でおいしいスイーツなので、気軽に作れるのも魅力です
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コロナ禍の生活で巣ごもり消費やおうち時間の楽しみ方が成熟した一方で、やや自粛疲れが見えてきた2021年。今回の結果から見えてきた傾向は「マンネリからの脱却」と「アレンジを楽しむ遊び心」です。
上半期に続く大賞となった「マリトッツオ」はパンにクリームを挟んだ正統派に次いで、タマゴサラダを挟んだ「タマゴッツォ」やおにぎりをアレンジした「おにトッツォ」など進化系が続々と登場しました。
また4位の「低温調理器」のほか、6位に「おうちで専門店の味」、10位に「市販品アレンジ」がランクイン。自身の味に飽きた人が新しい味を求めて工夫を凝らす様子が見られます。調理機に材料を入れ放っておくだけでお店のような料理に仕上げたり、市販品の素を使うことでいつもとは違う味を楽しんだり、食卓を豊かにするための欲求が感じられます。
そして2位の「オートミール」ほかに8位にランクインした「脂質制限」といった健康を意識したワードにも注目です。特に「オートミール」は水と混ぜてレンチンする新しい食べ方をする人が増え市場が急拡大しました。お米のような食感を「米化」と呼びおにぎりなどにアレンジして主食にすることでダイエットレシピとしても人気が爆発。店頭でもあらゆるメーカーのシリアル商品が並ぶようになりました。