印象に残ったストーリーはコレ!
11のストーリーの中で一番印象に残ったのは、キャンプをしたことがない女子がソロキャンプを始めるお話。キャンプは薪を割って火を起こして料理しなければいけない、と思っている妹に、お兄ちゃんが「料理はコレ(携帯用バーナー)でやればいい 別に焚き火をしなきゃいけないなんてルールはない 自分に合うスタイルで自由にやるのがキャンプだ」と伝えたシーンにグッときましたね。そう、キャンプに決まりはないんです。
携帯用バーナーで簡単に美味しくごはんを作っているシーンをはじめ、スマホの中では出会えないキャンプ場の絶景に感動するシーンにも共感。キャンプの素晴らしさ、醍醐味をシンプルに教えてくれるストーリーは、キャンプをしたことがない方にもぜひ読んでいただきたいですね。
他にも、キャンプめしで失恋した友人を励ますお話、普段かたくなに料理を拒むママが偏食の我が子に絶品の鶏煮込みを作るお話や、美味しいキャンプめしを作ったらそれが出会いのきっかけになったお話など、キャンプめしを通したさまざまな愛情や友情のストーリーがユーモアたっぷりに描かれていました。
誰かを思って「作る」「食べる」っていいな……。
私も早く家族のためにキャンプめしを作りたくなりました。よし、来月こそキャンプに行こう。
実際に作ってみたキャンプめし
11のレシピの中、読んですぐ「食べたい!」と思って実際に作ってみたレシピをご紹介したいと思います。
チーズ鱈とポルチーニ茸の炊き込みご飯
1つ目は登山をして山の上でキャンプをしたお話の中に登場する、「チーズ鱈とポルチーニ茸の炊き込みご飯」。今にもポルチーニの香りが漂ってきそうな絵じゃないですか?
実際に作ってみたごはんがこちら。レシピを見て驚愕。メスティンに水とお米、市販のチーズ鱈と乾燥ポルチーニ茸を入れて、火にかけるだけの簡単調理だったんです!漫画の中のごはんを再現できるってなんだか不思議な気分。ポルチーニ茸の香りがふんわり鼻を抜ける、想像通りの味でした。
今回用意したものがこちら。クッカーはトランギアの「メスティン」、バーナーはエスビットの「ポケットストーブ」に「固形燃料」、材料はお米、チーズ鱈、乾燥ポルチーニ茸、水、どれもコンパクトで超軽量ものでした。荷物を背負っていかなければならない登山キャンプにおいて、荷物は‟軽量が命”ですからね。今回はおうちキャンプで作ってみましたが、次回は山の上で作ってみたいですね。
焼きソーセージのサルサソースのせ
もうひとつ作ってみたのは、女子がソロキャンプに挑戦したお話の中に登場する、「焼きソーセージのサルサソースのせ」。
実際に作ってみたのがこちら。スキレットの上で野菜とソーセージを焼くだけの簡単レシピで絶品でした!これはお酒のおつまみに最高です(本の中では携帯用バーナーを使っていましたが、私はカセットコンロで代用しています)。
配信: hitotema