捨て思考③ 「モノがかわいそうだから捨てられない」という言い訳を捨てる
「捨てたらモノがかわいそう」「エコじゃない」
こちらもよく手放しのハードルとしてよく聞く言葉です。
でも、その裏には「捨てない言い訳」が隠れていることも。捨て思考②でもお話しした通り、人は失敗を恐れる気持ちがあります。
その時に上記のような言葉を無意識のうちに自分の都合の良い言い訳として使ってしまうことがあります。
また、家族などから言われるパターンもあるでしょう。確かに、モノを最後まで使い切る事や環境に配慮することは、本当に正しくて大切な事です。
でも、考えてみてください。
今、海で溺れている最中の人に「よし!では、正しい遊泳法を教えてあげよう!」と話しかけても教わっている余裕なんてないのと同じように。
今、部屋にモノが溢れて、モノの海で溺れてしまいそうになっている人に正論を押しつけてもその人が苦しくなるだけなのです。
海で溺れている人がいたら、一旦救い出して。正しい遊泳法を学ぶのはその後で、で良いのと同じように。
今、モノの海に溺れそうならば一旦、自分を救い上げる事を優先してくださいね。
モノへの愛情、環境への配慮は自分に余裕ができてからで問題ありません。「モノがかわいそうだから捨てられない」「エコじゃないから捨てられない」という言い訳は一旦、捨てましょう。
以上、モノを捨てる前に捨てたい3つの思考の手放しについてでした。
最後に、お話しを一つ。
モノを手放すことが苦手な人たちでも、手放すことに積極的になれる時期があります。それは、進級前の春休みや、引っ越し、転職などの人生の転機です。
どれも、新しい環境や生活に向かう時ですね。
つまり、「前に進もう」「環境を変えよう」「新生活の準備をしよう」という気持ちを持っている時には比較的モノを手放しやすくなります。
もし、手放しのやる気が起きない時には、自分の中で「変わりたい」という前向きな気持ちが薄かったり、新しいステージに進む事をあまり重要視していないのかもしれません。
そんな時には「私はモノを手放してこんな環境で暮らしたいんだ!」という具体的な目標を思い描いて、意識を新しい環境や生活に向けることもおすすめですよ。
配信: michill(ミチル)
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