【食器の部】木製のお弁当箱
「お気に入りの食器」ですが、オベンターですのでね、これはもう「お弁当箱」で。
私にとってのお弁当は、家族に贈るプレゼントのようなもの。蓋を開けるまで中身が分からないってわくわくしませんか?自分で作っておきながらも、ふたを開ける瞬間は待ち遠しいものです。
お弁当箱といってもいろいろありますが、私は木製のお弁当箱が好きです。
吸湿性が良く、蒸れにくい。
杉の木や塗りの漆には抗菌効果があるのでので、一日終えたあとでもモワッと嫌な臭いが発生しにくいのです。残り物を詰めてもそれなりに見えますし、大切に扱えば何年でも使い続けられます。
また、毎朝眠い目をこすりながら作っていますが、お気に入りのお弁当箱に彩りや栄養バランスを考えながらおかずを詰めていくという作業は楽しいものです。箱庭療法に近い効果があるんじゃないかなと感じています。
「曲げわっぱを使ってみたいけど難しそう」という人には、お手入れのしやすいウレタン塗装のものをおすすめします。しみができにくいし、洗剤を使って洗うことができます。
白木(無塗装)なら湿度の調節がさらによくでき、蓋を開けたとき裏に水滴がついていることも、蒸れてお弁当箱の底に調味料がたまることもありません。
一番の魅力はふっくらご飯を食べられることです。
私がよく使っているのはこの白木の一段弁当。
かぶせの蓋の場合はこんもり盛っても大丈夫なので、かなり詰め込んでいます。
夫はご飯とおかずは別々がいいという二段弁当派で、夜に食事会がある日は食べ終わったあとコンパクトになる入れ子式を所望されます。
こちらの栗久さんの入れ子式弁当箱は、おかずを入れる段には油や水に強いウレタン塗装が施され、ご飯を入れる段はご飯がおいしい白木です。それぞれの段に蓋があるので小さな一段弁当箱としても使えます。
▼奥から時計回りで、大館工芸社/小判型・大(ウレタン塗装)、松屋漆器店/二段重箱のうちの1段、柴田徳商店/博多曲げ物一段弁当箱(白木)、公長齋小菅/(竹製、ウレタン塗装)
▼奥から、大館工芸社/やぐら弁当(2段式の入れ子、ウレタン塗装)、たま木工/まる2段(くりぬき弁当、漆塗り ※受注生産)、MOCKATS/智頭杉わっぱ弁当M(白木)
京都在住、5人家族。大学生・高校生・中学生の食べ盛りの三人息子がいる。
Instagram歴は7年で、毎朝作る家族と自分のお弁当を投稿。
自作レシピには #みきしレシピ_○○(〇〇はレシピ名)をつけている。
配信: フーディストノート
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