冷蔵庫で保存するときの3つのポイント
冷蔵庫に入れると黒く変色しやすいバナナですが、冷蔵保存ができないわけではありません。
とくに夏場に常温で保存しておくとあっという間に熟してしまい、傷むスピードも速くなるため、あまり日持ちさせることができません。気温が高い日が続く場合には、冷蔵庫を上手く活用して保存するのがおすすめです。
常温で追熟させてから冷蔵庫へ
13℃以下の環境では低温障害が生じるため、熟成がストップしてしまいます。そのため購入後すぐに冷蔵庫に入れてしまうと、比較的甘みが弱く、かたさのある状態が続いてしまいます。
そのためまずは常温である程度追熟させてから冷蔵庫で保存すると、より甘みがありやわらかいバナナに近づきます。
新聞紙で包んで乾燥と冷気を防ぐ
冷蔵庫で保存するときは、まずは房からバナナをバラバラに切り離します。新聞紙(もしくはキッチンペーパー)などで1本ずつ包み、ポリ袋に入れて保存するとよいでしょう。
バナナを新聞紙で包むと乾燥しにくくなり、皮が裂けるのを防ぐことができます。また冷蔵庫の冷気が直接あたりにくくなるというメリットも。こうした工夫をすることで、皮が黒く変色したとしても、果肉はきれいな状態を保ったまま保存しやすくなります。
冷蔵室ではなく野菜室での保存がおすすめ
先ほども紹介したように、冷蔵庫の温度は野菜室のほうが冷蔵室よりも高い温度設定になっています。そのためバナナを保存する際は温度が低すぎない野菜室のほうがおすすめです。
常温と冷蔵庫で保存したときの保存期間の違い
バナナを風通しのよい常温の環境で保存した場合、およそ1週間日持ちさせることができます。その際、机などに直置きせずに吊るした状態で保存すると傷みにくくなります。一方で冷蔵庫の野菜室で保存したときの保存期間はおよそ10日です。
季節や部屋の温度によって保存期間は前後してしまいますが、意外にも冷蔵保存のほうがバナナを長持ちさせることができそうです。「常温保存をして好みの感じに熟したけど、すぐには食べきれない」と思った場合、そのまま常温に置いておかずに冷蔵庫に移すようにするとよいですね。
配信: トクバイニュース