アレルギーだった場合のバナナとの付き合い方
アレルギーだった場合、バナナとどう付き合っていけばよいのでしょうか?基本は医師の指示に従いますが、付き合い方の一例を紹介します。
バナナは食べない方がいい?
食物アレルギーの対処の基本は「原因となる食物の除去」です。バナナを食べて症状が出てしまうのであれば、バナナを食べないことが勧められます。
ただし症状の程度によっては、少量であれば食べてよいと判断される場合もあります。どちらにせよ、自己判断は避け、医師の指示を仰いでください。
バナナを加熱すれば大丈夫?
口や喉のかゆみや違和感を起こす口腔アレルギー症候群の場合は、加熱すれば食べられることもあります。ですが果物アレルギーの場合は、加熱しても強い症状を引き起こすことがあるため「加熱すれば大丈夫」とはいえません。
加熱すれば食べてよいかどうかについても、医師の判断が必要です。自己判断しないようにしましょう。
加工食品にバナナが入っているかどうかはアレルギー表示があるの?
加工食品にはアレルギーに関連する特定原材料の表示が義務付けられています。卵や乳などに関しては「義務表示」ですが、バナナは「推奨表示」となるため、表示されているとは限りません。
バナナアレルギーの方は、バナナが入っている可能性がある加工食品については慎重に確認しましょう。
※参照:一般社団法人日本アレルギー学会 アレルギーポータル「食物アレルギー」,消費者庁 食物アレルギー表示に関する情報
アレルギーではない「仮性アレルゲン」とは
食べ物に含まれるヒスタミンやセロトニンなどの仮性アレルゲン(薬理活性物質)が原因で、アレルギーに似た症状が出ることがあります。
バナナにはセロトニンが含まれ、かゆみやじんましんを引き起こすことがありますが、これはアレルギーではありません。
繰り返しになりますが、仮性アレルゲンによるものか、または食物アレルギーなのかどうかは自己判断せず、気になる症状が続く場合は医療機関を受診しましょう。
※参照:一般社団法人日本アレルギー学会 アレルギーポータル「「仮性アレルゲン」とはなんですか。」,独立行政法人 環境再生保全機構「ぜん息予防のためのよくわかる食物アレルギー対応ガイドブック」
配信: トクバイニュース