甘酸っぱい味わいで、色味も可愛らしいいちご。12月ごろの冬から春にかけてよく見かけますが、旬はいったいいつごろなのでしょうか?今回は、いちごの旬と時期別の特徴について解説します。いちごがおいしく安く手に入る時期を知り、いちごをよりたくさん楽しんでみてください
いちごの本来の旬は春
いちごの本来の旬は、3~5月ごろの春です。冬頃に出回りはじめるため「冬が旬なのでは?」と思うかもしれませんが、いちごはもともと露地(野外)で栽培されていたため、暖かい春が旬なのです。
近年ではハウス栽培が盛んになり、クリスマスで需要が高まる11月下旬ごろからいちごが出回るようになりました。春に比べると冬のいちごの方が甘いため、いちごがおいしい時期という意味では、冬が旬といってもよいでしょう。
いちごの旬と時期別の特徴
いちごの時期による特徴の違いを解説します。
【春】3~5月頃が本来の旬
本来の旬である3~5月ごろは、いちごの出荷量がピークを迎え、価格が最も安くなる時期です。春は露地栽培ができる時期ではありますが、ハウス栽培の方が栽培しやすく品質も安定しやすいため、流通しているいちごはハウス栽培が主流となっています。
この時期のいちごは、冬に比べると酸味があり甘酸っぱい味わいを楽しめます。
【冬】11月下旬頃にいちごが出回りはじめる
11月下旬から12月にかけては、いちごが出回りはじめる時期です。クリスマスや年末年始の需要増加に向けて出荷が盛んになります。
冬は1年の中でもいちごが最も甘く、おいしい時期。これは、気温が低いことでいちごの成長がゆっくりになり、糖分をたくわえるからといわれています。
春に比べると価格は高くなりますが、とびきり甘いいちごを楽しむなら冬のいちごがおすすめです。
【夏秋】6~11月頃に旬を迎えるいちごもある
いちごの品種改良が進み、本来は栽培に向かない時期である夏から秋にかけて旬を迎えるいちごも栽培されています。
以前は夏から秋にかけてのケーキ用のいちごは輸入が中心でしたが、近年では国内での生産増えているようです。
一般にはほとんど出回ることがなく、主に業務用として流通しています。
この時期のいちごは、暑い時期でも傷みにくいよう果肉が硬めで、またケーキに合うように酸味のある味わいが特徴となっています。
配信: トクバイニュース