「アリシン」が腹痛や下痢の原因となる場合も
にんにくの食べ過ぎにより、腹痛や下痢、吐き気、嘔吐、胸焼けなどの消化器症状を起こすことがあります。
これには、にんにくの臭い成分である「アリシン」が関係しています。アリシンには強い殺菌作用があり、これにより胃の粘膜を傷つけたり腸内細菌を殺してしまったりするため、腹痛や下痢などの症状を起こすことがあるのです。
アリシンは生の状態の方が作用が強いため、とくに生にんにくの食べ過ぎは要注意です。加熱して食べるようにするか、アリシンは水に流れ出やすいため、にんにくを切ったあとに水にさらすなどの対策をするとよいでしょう。
ただし下痢や嘔吐などの症状について、食物アレルギーとの判別は自分では難しいものです。気になる症状が続く場合は、一度医療機関を受診してください。
※参照:公益社団法人日本薬学会 環境衛生部会 環境・衛生薬学トピックス
疑わしいときは一旦食べるのを控えよう
にんにくを食べて、喉の違和感やかゆみ、下痢などの症状が出る場合は、一旦食べるのを控えて様子をみましょう。アレルギーにより強い症状を引き起こす可能性もあるため、一度医療機関を受診すると安心です。
配信: トクバイニュース
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