
●甘酒は2種類ある?
甘酒には酒粕から作ったものと、米麹から作ったものの、2種類があるということをご存知ですか? 一般的に販売されている甘酒は、缶に入ったもの、フリーズドライにかかわらず、酒粕から作ったものがほとんど。酒粕を原料とするタイプの特徴として、酒粕自体に甘みがなく、砂糖を使っている点と、微量ですがアルコールが含まれている点が挙げられます。
これに対し、米麹から作ったものは、米の発酵によって糖を精製しているので、酒粕から作る甘酒と比べ、カロリーは控えめ。また、アルコールも含まれていないので、小さい子どもでも飲むことができるのが特徴。栄養価が高く、「飲む点滴」と言われているのは、こちらの米麹から造った甘酒のことなのです。
●甘酒には美容効果もたくさん!
甘酒には肌に良いとされる、ビタミンB1、B2、B6、コウジ酸、必須アミノ酸などが豊富に含まれています。それぞれ美白効果や保湿効果が期待できるので、毎日飲むことで肌の調子にも変化を感じられるでしょう。さらに甘酒の中のブドウ糖が血糖値を上げるため、少量でも満腹感を得ることができ、甘酒を食事に置き換えるダイエットをしている女性も多いのだとか。また、甘酒には腸内環境を整えるオリゴ糖も含まれており、便秘解消の効果も期待できるそうです。
●オススメ甘酒アレンジ
そのまま飲んでもおいしい甘酒ですが、毎日同じ味では飽きてしまいがち…。なかには甘酒の風味が苦手な人もいますよね? そこで、甘酒のアレンジ方法を紹介します。
●甘酒+豆乳
甘酒の美容効果に加えて、豆乳の抗酸化作用や女性ホルモンに効果が期待できる飲み方です。甘酒と豆乳を1:1で混ぜるだけ。寒い季節はそれぞれを温めてホットで飲むのもオススメ!
●甘酒+牛乳
豆乳が苦手な人には牛乳がオススメ。牛乳はカルシウムが豊富なので、特に女性がなりやすいといわれる骨粗しょう症の予防やイライラの解消、その他、安眠効果も期待でき就寝前のホットドリンクにもピッタリ!
様々な効果がある甘酒。ぜひ毎日飲み続けたいですが、意外とカロリーはお高め。飲みすぎは禁物。1日1杯を目安に、適量を守って効果的にとりいれてみてくださいね。
(文・姉崎マリオ/考務店)