子どもにAndroidスマホを持たせる前に知っておくべきこと

平成27年2月、内閣府が発表した「平成26年度青少年のインターネット利用環境実態調査結果(速報)」の参考資料によると、スマートフォンの所有率は小学生で16.3%、中学生で49.6%、高校生で83.4%(いずれも、子ども向けスマートフォン含む)。前年度の調査では、小学生が7.6%、中学生が25.3%、高校生が55.9%だったことから、このわずか1年で所有する子どもが急増していることがわかります。

さぞ、子どもからおねだりされているママパパも増えていることでしょう。親としては、「うっかり使い過ぎてしまわないか?」「悪質なウェブサイトを閲覧してしまわないか?」「犯罪に巻き込まれてしまわないか?」など、子にスマホを与えることに不安も大きいものですよね。

しかし、そうした親の不安を汲んでか、最近のスマートフォンと周辺サービスはセキュリティ機能も充実してきています。

子どもにAndroidスマホを持たせる前に知っておくべきこと

●子どもがスマホを安心して利用できるよう機能を制限

たとえば、その代表が「あんしんモード」(NTTドコモ 月額無料、申込み不要)。スマートフォン内にある様々なアプリの利用を学齢や任意に応じて制限することができます。

また、曜日や時間帯ごとにアプリの起動時間が制限できるのも特徴。学校や塾の授業時間など、子どもに集中して勉強できる環境を作ることも可能です。

●子どものスマホにアプリのインストール制限も

子ども知らないうちにゲームのアプリをインストールし、月末の請求額を見てビックリ! という事態は避けたいもの。「あんしんモード」では、Google Playストアと提供元が不明なアプリのインストールを制限することができ、使い過ぎやセキュリティトラブルを未然に回避することができるのもメリットのひとつ。

その他にも、見知らぬ人と発・着信を制限する「連絡先個別設定」や歩きながらのスマホ利用による事故を防止する「歩きスマホ警告画面表示」など、至れり尽くせり! 子どものスマホ所有率は、今後、さらに増加するでしょう。「スマホを持っていないことでいじめにあわないか?」。そうした不安から、我が子に持たせざるを得ないと考えるママパパの増加も予想されます。持たせる前に、セキュリティ対策をしっかり行い、親子共々不安のない環境を作りましょう。