【サポーターズ便り】Vol.9もっと知って欲しい!我が街自慢の逸品食材

【サポーターズ便り】Vol.9もっと知って欲しい!我が街自慢の逸品食材

おうちごはんサポーターズの「我が街自慢の逸品食材」も今回がラスト!最後にご紹介するのは、兵庫県、北海道、奈良県の食材たちです。その地域を代表する食材をアレンジしたお料理やこの時期ならではのおいしい食材を紹介します。旅先で出会ったときには、ぜひ手に取ってみてくださいね。

【北海道】生産量は全国1位『じゃがいも』

北海道からこんにちは。ちいさなしあわせキッチンこと@chiisanashiawasekitchenです。

今年は特別に雪の多かった北海道。朝晩寒い日がまだまだ続いていますが、雪解けが進み、春を感じるようになりました。

さて、第2回目となりました「おうちごはんサポーターズ便り」、今回ご紹介する食材は『じゃがいも』です。

北海道の『じゃがいも』の生産量は全国1位。国内出荷量のうち約80%を占めています!

北海道の主な生産地は、帯広市を中心とする十勝地方です。

『じゃがいも』の旬の時期は、8月~12月。品種としては「男爵」「メークイン」「きたあかり」「インカのめざめ」「とうや」「マチルダ」「北海こがね」などがあります。

スーパーでは見かけませんが、道の駅や直売所では、肉が桃色の「ノーザンルビー」や紫色の「シャドークイーン」など珍しい品種も見かけます。スーパーでよくみかける品種は、男爵、メークイン、きたあかり、インカのめざめ。

今回は、「北海こがね」を運よく見かけたので買うことができました!

皆様はどんなじゃがいも料理が好きですか?

コロッケ、肉じゃが、グラタン、サラダなど、じゃがいもを使った料理は数多くありますが、今回はちょっとだけレアな食べ方をご紹介したいと思います。

<アレンジレシピ>おなじみの屋台フード「あげいも」

道民であれば一度は食べたことがあるかも?
中山峠の売店で販売している「あげいも」です。

甘いホットケーキミックスの衣に包んで揚げたアツアツの「あげいも」は、甘い香りで食欲をそそられます。

割りばしに3つくらい刺した状態で売られています。

今回は、小さめのきたあかりを使用して作ってみました。

きたあかりは中が鮮やかな黄色であるのが特徴です。

材料(3本分)

・ホットケーキミックス……100g
・卵……1個
・牛乳……50cc
・じゃがいも(きたあかり)……小さめのもの9個
・こめ油などの揚げ油……適量

作り方

1. じゃがいもは皮をむきます。

2. じゃがいもを耐熱ボウルやシリコンスチーマーなどに入れ、ラップまたはふたをし、電子レンジ600Wで7~8分程加熱します。串が通ればOKです。固いようであれば、30秒ずつ追加加熱します。

3. 別のボウルにホットケーキミックス、卵、牛乳を入れて混ぜ合わせます。

4. 3にじゃがいもを浸し、全体に衣をつけます。

5. フライパン等に揚げ油を入れて熱し、180℃になったら4をトングなどでつかみ、油の中に落として全体がきつね色になるまで揚げます。

6. 油を切って、完成です。

※卵の大きさにより、牛乳の量を調整してくださいね。

<アレンジレシピ>居酒屋メニュー「じゃがバター塩辛」

次にご紹介したいのは、居酒屋メニューや屋台フードでおなじの、「じゃがバター塩辛」です。

北海道では幼稚園や保育園、小学校では、食育や授業で『じゃがいも』の栽培を行っているところが多いんです。

大事に育てた『じゃがいも』は秋に収穫を行い、収穫したての『じゃがいも』を蒸したりゆでたりしバターをのせて「じゃがバター」などで味わいます。

今回ご紹介するのはその「じゃがバター」に「いかの塩辛」をのせた、「じゃがバター塩辛」

お酒のおつまみとしても最高の1品です!

材料(2個分)

・北海道産じゃがいも(男爵)……大2個
・バター……10g
・いかの塩辛(市販品)……適量

作り方

1. じゃがいもは皮つきのままきれいに洗って、上に十字に切り込みを入れます。

2. 耐熱容器やシリコンスチーマーなどにいれてラップやふたをし、電子レンジ600Wで8分程度加熱します。(ゆでたり、蒸してもOK)串をさしてみてすっと通るようであればOK。固いようであれば30秒ずつ追加加熱します。

3. 切り込み部分にいかの塩辛とバターをはさんで完成です。

※じゃがいもは芽が出ていないものを使用してください。男爵等粉系のじゃがいもでつくるのがオススメです。

今回、お店ではあまり見かけることがない「北海こがね」を初めて購入してみました。

フライドポテトにしたらおいしいと袋に書いてあったので、その通りにしてみると……。

家族みんな大絶賛! 毎日でも食べたいと催促されるようになってしまいました(笑)。次見かけたら、箱買いしたいと思います!

まさに、抱えて食べたいフライドポテトです。

今回ご紹介させていただいた、「あげいも」と「じゃがバター塩辛」。

北海道産の『じゃがいも』でぜひ作ってみてくださいね!

【奈良県】最強「いちご」ともいわる『古都華(ことか)』

こんにちは、奈良県を担当している@masa_kimamakitchenです。

今回、私がピックアップするご自慢のご当地食材は、意外だなと思う方も多いであろう奈良県のいちご『古都華』です。

過去、『マツコの知らない世界』でもご紹介された「いちご」で、奈良の最強いちごともいわれてるんですよ。

奈良県でしか生産されてない希少な「いちご」で、濃度が高くつやっつやに輝く「濃赤の宝石」!

他のいちごの糖度が11〜12度であるのに対し、『古都華』は15度前後の糖度。この糖度が高いのも『古都華』の特徴だそうです。

近郊に住んでいないとご存知じゃないかもしれませんが、奈良県では有名な「いちご」なんです(笑)。

みんなが大好きな「いちご」(え? みんな好きですよね?)を使って、今回は「いちご」の三層ムースを作ってみました。

奈良の高級「いちご」とストロベリーピューレ、生クリームにヨーグルトを使った「いちご」のムースです。

<アレンジレシピ>いちごの三層ムース

材料(カップ6~7個程度)

<ヨーグルトムース>
・ヨーグルト……300g
・生クリーム……200ml
・グラニュー糖……40g
・レモン汁……小さじ1と1/2
・ゼラチン……5g
・ゼラチン用の水……大さじ4、5
・いちごスライス……適量

<いちごムース>
・ストロベリーピューレ……180ml
・生クリーム……120ml
・グラニュー糖……30g
・ゼラチン……3g
・ゼラチン用の水……大さじ3

<1番上の苺ゼリー>
・ストロベリーピューレ……70g
・ゼラチン……2g
・ゼラチン用の水……大さじ2

作り方

【ヨーグルトムース】
1. 先にいちごを薄切りにし、グラスの下部分に貼り付けておく。少し抑えぎみにした方がいちごがピタッとついてくれます。

2. ヨーグルトにグラニュー糖とレモン汁を入れて混ぜます。

3. 水にゼラチンをふり入れておく。電子レンジ600Wで10〜20秒くらい加熱して混ぜ合わせ、ゼラチンを溶かす。2のヨーグルトとレモン汁を混ぜ合わせたものに加えて混ぜる。

4. 生クリームをとろっと流れるくらいまで泡立てる。

5. 4の生クリームを3、4回に分けて3に加えて混ぜ合わせる。

6. いちごを貼付けたグラスの半分くらいまで注ぎ、冷蔵庫で冷やし固める。

【いちごムース】
1. いちごピューレは湯煎してすこし温め、グラニュー糖を加えて混ぜ合わせる。水にゼラチンをふり入れ、電子レンジで10〜20秒くらい加熱して混ぜ合わせ、ゼラチンを溶かす。その後、いちごピューレに加えて混ぜる。

2. 生クリームを8分立てに泡立てる。

3. 生クリームを1のいちごピューレに数回に分けて加えて混ぜる。

4. 冷え固まったヨーグルトムースの上に流し入れ、カップをトントンとしながら表面を平らにする。その後、冷蔵庫で冷やし固める。

【1番上のいちごゼリー】
1. いちごピューレを湯煎して少し温める。水にゼラチンをふり入れ、電子レンジで10〜20秒くらい加熱して溶かし、いちごピューレに加えて混ぜる。

2. 冷え固まった苺ムースの上に注ぎ、冷蔵庫で冷やして固める。

『古都華』は1月2月が1番旬なので、もしどこかで見かけたらなくなる前にぜひ食べてみてくださいね。