不思議がいっぱい、サイエンススイーツ
つぶつぶゼリー
どうして丸いつぶつぶがきれいにできるんだろう? と思わず見入ってしまうリール動画は、『不思議なお菓子レシピ サイエンススイーツ』の著者である太田さちかさん(@sachica_kidsartlifeproducer)のInstagramで紹介されているもの。
「水と油の比重の違い、水の表面張力が働いてできるゼリーです。いろんなジュースでつぶつぶゼリーが作れるのでお楽しみください」(太田さん)
つぶつぶゼリーがきらきらと瞬く理由はもちろん、味も食感も気になります。
材料(作りやすい分量)
・水……100ml
・アガー……5g
・グラニュー糖……5g
・ビタミンB2(サプリメント)…… 1/2個
作り方
1. 鍋に水を入れ中火にかける。
2. アガー、グラニュー糖、ビタミンB2を合わせて、ふるい入れながら泡立て器でやさしく混ぜる。一煮立ちしたら火を止める。
3. 冷やした油に1滴ずつおとし、冷やし固め、油を水で洗い流す。強炭酸などと一緒にゼリードリンクとしてお楽しみください。
※こちらのレシピは、ブラックライトで光るので飲む前にぜひ試してみてください!
レシピ出典:Instagram(@sachica_kidsartlifeproducer)
しゅわしゅわぶどうゼリー
まるで宝石のような山梨県産のシャインマスカットを使った、とても涼やかなおやつ。
「炭酸水にマスカットを漬けておくのがポイント。密度の高いものは密度の小さいものへ移動する特性があるため、しゅわしゅわした食感のぶどうを味わえます」(太田さん)
弾けるような食感のしゅわしゅわぶどうゼリー、旬のおいしい時期に作ってみたいな。
材料(2人分)
・水……240ml
・かき氷シロップ(メロン)……5ml
・グラニュー糖……5g
・アガー……8g
・マスカット……2〜5粒
・炭酸水…… 200ml
作り方
<下準備>
・ジップロックに炭酸水とマスカットを入れ封をし、冷蔵庫で3時間冷やす。
・プリンカップにラップを敷き込む。
1. 鍋に水を入れて中火にかけ、グラニュー糖とアガーを振り入れながらゴムベラで混ぜ溶かす。一煮立ちさせ火からおろす。
2. 1の半量を容器に取り、シロップを加えて混ぜる。型に等分に流してしばらく置き、表面がうっすら固まったらマスカットを1粒ずつ入れる。残りの1を等分して加え、ラップの口を輪ゴムで結ぶ。冷蔵庫で40分冷やし固め、ラップを外す。
レシピ出典:Instagram(@sachica_kidsartlifeproducer)
色変わるアイス
皮までまるごと味わえる巨峰のソルベにレモン果汁と合わせると……、色に変化が!
「巨峰の皮には、アントシアニンという色素が入っています。レモンなどの酸と交わるとPH値が酸性に傾き、ピンク色に変化します」(太田さん)
ソルベはパフェにアレンジするのもおすすめだそう。色の変化を楽しめて、盛り上がること間違いなしです。
材料(2人分)
・巨峰……100g
・シロップ……30g(水30g+グラニュー糖15gを溶かしたもの)
・グラニュー糖……25g
・卵白……1個
作り方
1. 巨峰とシロップをフードプロセッサーに入れ撹拌する。
2. ボウルに卵白を入れ、グラニュー糖を3回に分けて加えてハンドミキサーで泡立て、メレンゲにする。
3. 2に1を入れゴムベラで合わせてタッパーに入れる。冷凍庫で2時間冷やす。時折取り出して、スプーンで混ぜる。
<巨峰スムージードリンク>
レモン果汁5gを回しかけてピンク色に変化するのを待ち、炭酸水を注ぎます。
<巨峰パフェ>
巨峰のジュレや巨峰輪切りをグラスに入れ、ソルベを盛ります。レモン果汁をかけていただきます。
レシピ出典:Instagram(@sachica_kidsartlifeproducer)
太田さんの著書には、今回ご紹介したようなおいしく楽しく学べる、不思議なお菓子レシピがたくさん掲載されています。
ページをめくるごとにわくわくが止まらない、子どもも大人も楽しめる一冊です。
溶けないアイス
@nicohana.ouchiさんは、寒天と牛乳、砂糖に数種のフルーツをあわせて溶けないアイス作り。
「ほぼ牛乳なので小さな子でも食べられそうな素朴な味でした♪ 牛乳をジュースにかえても良いみたいです」
お好みの型や紙コップで冷やし固めて。画像をスワイプすると、溶けない不思議な詳しい作り方とできあがりまでの工程が紹介されています。
透明なみたらし団子
つやつやでおいしそうな、@stove_inさんの透明なみたらし団子。
作る際のポイントはこちら。
・タレを作る際に静かに混ぜること(気泡が入ったまま固まってしまう)
・アガーを使用しているため、お団子の粗熱が取れてからタレのゼリーを巻きつけること(溶け防止)
タレがしっかり巻きついているので、たっぷりとタレがかかったみたらし団子より食べやすいかもですね。
無重力パフェ
とってもかわいくて、見ているだけでわくわく。
「この写真の無重力パフェは、当時小学校6年生だった娘と友人たちで作りました。メレンゲのクリームの大きさが上下対称になるようにすることで、無重力感がより出るようにしています。高さのあるコップを使って不思議な空間がわかりやすいようになっているかなと。
市販のスポンジケーキやその他のお菓子でも、いろいろと盛り付けを楽しむことができると思います」と@lilymamanさん。
グラノーラ、チョコレート菓子など市販品を使って、手軽に作れるのもうれしいポイントです。
わくわくの瞬間を楽しもう!
作って学んでわくわくドキドキ、できあがりまでの過程を楽しみながら作ることができるのもサイエンススイーツの魅力。
おうちで不思議なおやつ作り、ぜひ親子で一緒にトライしてみてくださいね。
配信: おうちごはん