愛情と過保護の境界線はどこ?『リエゾン−こどものこころ診療所−』が興味深い

愛情と過保護の境界線はどこ?『リエゾン−こどものこころ診療所−』が興味深い

このお話の主人公は、入学後に登校をしぶり「母子登校」をしている親子。母親は、どうしてわが子だけ学校に行けないのか、理由はどこにあるのかと悩んでいます。子どもが自分の力で新しい世界に入っていくために、親にはどのようなサポートができるのでしょうか。講談社『モーニング』で連載中の『リエゾン−こどものこころ診療所−』第8巻から「母子登校」というエピソードをご紹介します。気になる方はぜひ手に取ってみてください。

©ヨンチャン・竹村優作/講談社

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母親がいなければ登校できないわが子

小学校に入学した斗真は、毎日母親と一緒に登校して授業を受けています。理由は、斗真が母親と離れると不安がるためです。

担任の先生はいつか慣れますと言いますが、母親は「なぜわが子だけ他の子と同じように学校になじめないのか」と、次第に不安をつのらせます。

家での親子の会話にヒントがある?

©ヨンチャン・竹村優作/講談社

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このままでは小学校生活がうまくいかないと感じた母親は、主人公の遠野志保(とおの しほ)が研修中の児童精神科「佐山クリニック」を訪れます。

クリニックで相談した結果、院長である佐山先生に助言されたことは「家での会話をメモすること」。果たして、家での会話から解決策は見つかるのでしょうか。

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