たまご嫌いな子も絶賛!の伝説アリ 「親子どんぶり」

第1回 新渡戸文化子ども園のすごい給食
「生野菜を食べなかった子がサラダ好きに!」「魚嫌いが直った!」……今、ある学園の「給食」が注目を集めています。それはかつての五千円札の肖像としても有名な、日本初の農学博士・新渡戸稲造が初代校長を務めた「新渡戸文化子ども園」の給食。そこで今回、生徒たちの投票でとくに人気の高かったレシピを一部ご紹介します!

人気給食 第10位|「親子どんぶり」 

たまご丼 新渡戸文化 メイン

【栄養価】 子ども 315kcal 大人 630kcal

【材料】(大人2人・子ども2人分)

温かいご飯 600g
鶏もも肉 200g【1.5cm角切り】
たまねぎ 大1個(240g)【3㎜厚スライス】
たまご 4個
糸みつば 8本(15g)【1cmに刻む】

調味料A(まぜておく)

だし汁(市販の和風だしで可。園では手作りのこんぶとかつおの合わせだしを使用しています) 1/2カップ
濃い口しょうゆ 大さじ11/2
砂糖 大さじ11/2
大さじ1/2
本みりん 小さじ1
小さじ1/4

<用意する道具>

直径26cm程度のフライパン(ふたつき)
さいばし
ボウル

下ごしらえ1 【出勤前】

STEP1.

炊飯予約をしておく。

STEP2.

だし汁を作っておく。

下ごしらえ2 【帰宅後】

STEP1. 材料を切る

鶏肉は1.5cm角に、たまねぎは3㎜厚に切る。みつばは1cmの長さに刻む。

調理する

STEP1.

26cmのフライパンに調味料Aを入れひと煮立ちさせ、鶏肉とたまねぎをまんべんなく広げ入れる。

STEP2.

ふたをして中火にかけ、沸騰したら弱火にし、7分煮る。

STEP3.

たまごを割りほぐす。

STEP4.

どんぶりにご飯をよそっておく。

STEP5.

溶き卵を、さいばしに添わせながら中央からまわし入れて、卵とじにする。

STEP6.

みつばを散らし入れ、ふたをして好みの固さまで火を通す。

STEP7.

フライパンから取り分けてSTEP.3のご飯の上に具をのせたらできあがり。

【おすすめの栄養バランス献立】 

マークの意味:○力になる ■肉や骨を作る ▲体の調子を整える

○■親子どんぶり・▲もやしと小松菜のおひたし・▲具だくさんみそ汁・○▲白玉フルーツポンチ

鮑子先生より

ひとり分ずつ作るのもいいですが、家族みんなで分け合える親子どんぶりはいかがでしょうか。食卓にフライパンごと出してワイワイ取り分けるのも楽しいですね。親子どんぶりは食品数が少ないので、野菜のメニューを組み合わせましょう。

ママの声

嫌いな卵料理が多い中、子ども園の親子丼は大好きと言っています。(年中組・4歳りくとくんママ)

監修

鮑子奈緒美先生 新渡戸稲造
鮑子奈緒美
新渡戸文化子ども園 管理栄養士
東京文化短期大学(現新渡戸文化短期大学)を卒業後、東京都中野区の公立小学校で10年間栄養士を務める。恩師の新渡戸文化短期大学大島恵子教授の勧めで、新渡戸文化学園へ。子ども園や小学校の給食を担当、同園の食育にも携わる。
東京文化短期大学(現新渡戸文化短期大学)を卒業後、東京都中野区の公立小学校で10年間栄養士を務める。恩師の新渡戸文化短期大学大島恵子教授の勧めで、新渡戸文化学園へ。子ども園や小学校の給食を担当、同園の食育にも携わる。