混ぜるだけで簡単に一品できあがるパスタソースや、日持ちのするビン詰め食品。どちらもストックしている家庭は、きっと多いはず。今回はいつも冷蔵庫にある卵とこれらのストック食材を使ったレシピを2品紹介します。ごはんのおかずにもお酒のお供にもぴったりですよ。
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トマトとバジルのフレッシュな味わいが際立つ
一品目は混ぜるだけパスタソース(バジル&チーズ)を使ったトマトときのこのスクランブルエッグです。パスタソースを使うので難しい味付けは一切なし。トマトの赤色と卵の黄色、バジルの緑色が華やかで、おもてなし料理としてもおすすめです。お好みでパンと一緒にどうぞ。
今回使ったのはこちら。セブンイレブン あえるだけのパスタソース バジル&チーズ
トマトときのこのバジルスクランブルエッグ
<材料>(3~4人分)
卵…3個
ベーコン…50g
ミニトマト…6個
しめじ…60g
バジルの素…1個
塩こしょう…少々
オリーブオイル…大さじ1
粉チーズ…あれば
<作り方>
①しめじは石づきを取り、食べやすい大きさにする。ミニトマトは半分に切る。ボウルに卵を割り入れ、バジルソースの半量としっかり混ぜ合わせておく。
②フライパンにオリーブオイル大さじ1/2入れ、ベーコンとしめじをいためる。しんなりしたらミニトマトを加えていためる。
③ミニトマトの皮がむけてきたらオリーブオイル大さじ1/2を加え、卵液(らんえき)を流し入れ、大きくざっくりと混ぜて半熟に仕上げる。
④器に盛り、上から残りのバジルソースをかけ、粉チーズを散らす。
ローリングストックと相性の良いパスタソース
軽い、場所をとらない、日持ちする。パスタソースは普段の食卓で使いながら災害時に備えてストックする、ローリングストックにぴったりの食材です。災害時は、ゆでたパスタにあえれば主食が完成。普段は今回のように卵に混ぜたり、グリル野菜にかけたりと、さまざまな料理に活用できます。
卵・なめたけ・大根…いつもの食材で満足おかず
あつあつのご飯によく合うしっかり味のなめたけは、保存期間も長く、ローリングストックにおすすめの食材。でも、なめたけを使った料理のレパートリーが少ない…という人も多いかもしれません。
今回紹介するのは、そんななめたけを使った、「しっかりおかず」のレシピです。ふわっと巻いただし巻き卵に大根おろしとなめたけのせると、満足感のある一品に仕上がります。
ふわふわだし巻き卵のなめたけおろしのっけ
<材料>(2人分)
卵…3個
大根…50g
瓶詰めのなめたけ…大さじ2
青ネギ…少々
A白だし…大さじ1/2
A砂糖…小さじ1/2
A水…大さじ2
<作り方>
①卵はボウルに割りほぐし、Aを加えてよく混ぜる。大根は皮つきのままおろす。青ネギは小口切りにする。
②卵焼き器を中火で熱してサラダ油(分量外)を薄くひき、卵液の1/4量を流し込んで全体に広げる。
③卵が半熟に固まったら、奥から手前に卵を巻き、巻き終わったら奥側に寄せる。②と③を繰り返す。
④食べやすい大きさに切り、器に盛る。上に大根おろしとなめたけをのせ、青ネギを散らす。
卵は長期保存できる食材
タンパク質豊富で栄養価が高い卵。スーパーで買うときにパックについている賞味期限は、「安心して生食できる期限」とされています。日本卵業協会のホームページによると、冷蔵保存での賞味期限は夏期(7~9月)が産卵後16日以内、春秋期(4~6月、10~11月)が産卵後25日以内、冬季(12~3月)が産卵後57日以内とされています。実は意外と長持ちするんですね。
とはいえ、菌の繁殖のリスクもあるので、期限を過ぎたものは、今回のレシピなどを活用して火をしっかり通して食べましょう。
<執筆者プロフィル>
中願寺あゆみ
料理家
雑誌・Webでのレシピ執筆、料理教室、ケータリングなど幅広く活動中。おつまみが得意。
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配信: 防災ニッポン