洗濯物の基本的な干し方
洗濯物はただ干すだけでは乾きにくかったり、間違った干し方は衣類を傷めてしまうことがあります。
まずは基本からチェックしていきましょう。
洗ったらすぐに干す
忙しくてついうっかり、洗濯物を洗濯機に入れっぱなしにしてしまったことはありませんか?
洗濯物を濡れたまま洗濯機や洗濯かごに放置すると雑菌が繁殖してニオイの原因になります。
シワがのびにくくなってしまいますので、洗濯が終わったらできるだけすぐに干すようにしましょう。
洗濯表示を見て干す場所と干し方を判断する
洗濯を干すときは、風通しがよく、温度が高い、湿気がたまらない場所が適しています。
日なたと日陰どちらに干すか、吊るか平干しか、といった干し方は洗濯表示を見て判断しましょう。
晴れていたらなんでもハンガーにかけて天日干しにしたくなりますが、天日干しは、殺菌効果、消臭効果が期待できる一方、紫外線で生地を傷める可能性があるので注意しましょう。
傷みやすいものを干すときは、生地のダメージを避けるため、裏返しにするのもおすすめです。
◼︎洗濯表示
© every, Inc.
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干すときはアーチ状に並べるのがおすすめ
干すときは最初にバサっと振りさばきましょう。振りさばくことで、余分な水分を落とし、シワをのばして形を整えることができます。
いろんなアイテムを一緒に干すときは、両端に長いものを干し、真ん中に向かって短いものを干しましょう。横から見た時に、洗濯物がアーチを描くように干すのがおすすめです。
アーチ状に干すことで、洗濯物に風が当たりやすくなり早く乾きます。洗濯物と洗濯物の間は10cm程度あけましょう。
厚手のものと薄手のものを交互にするとさらに早く乾きますよ。
1日で乾かない場合は一旦取り込む
厚手のものなど乾きにくいものは、1日では完全に乾かないこともあります。外干しの場合、乾いていないからと干しっぱなしにするのはよくありません。
夜露に濡れてしまうので、部屋干しに切り替えるか、一度取り込んで翌日また外に干しましょう。
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室内干しやベランダ干しに役立つ裏技
屋外の広い場所でゆったりと洗濯物を干すことができるのが理想的ですが、なかなかそういうわけにはいきませんよね。
マンションのベランダや室内、浴室など限られたスペースで洗濯物を干している人も多いでしょう。
限られたスペースでも干し方次第で洗濯物は早くしっかり乾きます。ここではベランダ干しや室内干しでも使える干し方の裏技を解説します。
脱水時に乾いたタオルを入れる
多くの人は洗濯機で洗濯から脱水まで行っていますよね。
ひと手間かかりますが、洗濯だけでいったん洗濯機をとめて、乾いたタオルを入れて脱水をすると、タオルが水分を吸収するので洗濯物が早く乾きます。
タオルを入れるときは、糸くずがつく可能性があるのでネットに入れるとよいでしょう。
タオルを利用せず、脱水時間を長く設定することでも洗濯物の水分を減らすことはできますが、脱水を長くするとシワや毛玉の原因にもなり得るので場合によって使い分けましょう。
便利グッズを使って干す場所を増やす
狭い場所でも多くの洗濯物を干すことができる便利なアイデアグッズがたくさんあります。
バスタオルハンガー、ピンチハンガー、浴室ランドリーフック、ドア用ランドリーフックなど、さまざまな商品が販売されているのでぜひ活用しましょう。
つっぱり棒や洗濯ロープを使って干す場所を増設するのもひとつの手です。
100均で手に入るものもあるので、チャレンジしやすいですよ。
干す前にアイロンを使う
ワイシャツやブラウスなどシワになりやすい衣類は、乾いたあとにアイロンをかける人も多いですよね。
シワができやすい洗濯物でおすすめなのが、干す前にアイロンをかけること。
濡れた状態でアイロンをかけるとシワをふせぐだけでなく、早くぱりっと乾きます。
アイロンをかける前には必ず洗濯表示でアイロンがけができるか、温度も含めて確認しておきましょう。
ドライヤーや布団乾燥機を併用する
室内干しでなかなか乾かないときや、外干しで取り込もうとしたら部分的にまだ濡れている、というときに使えるのが、ドライヤーや布団乾燥機です。
洗濯物に風をあてるだけでも効果はありますが、ビニール袋に乾かしたいものを入れ、口の部分から風を送り込むともっと早く乾くのでおすすめです。
温風か冷風かは洗濯表示で確認してくださいね。布団乾燥機は子どもの靴や上履きを早く乾かすのにも便利なので1つあると大活躍しますよ!
扇風機・エアコン・除湿機を使う
部屋干しの場合、風通しのよい場所に洗濯物を干せないことも多々あります。
そんなときは、扇風機やサーキュレーター、エアコン、除湿機などを使って、風の流れをつくり、温度や湿度を調整するとぐんと早く乾きます。
ドアや窓は開けておくことでより風通しがよくなります。
配信: MAMADAYS(ママデイズ)