2022年5月27日

女性が知りたいプロテインの効果とは？ダイエットや筋トレへの活用方法を管理栄養士が解説します

どのプロテインを選ぶと良い？効果的な摂取方法を考える

プロテインは使われるたんぱく質の種類により、特徴が異なります。製品によりさまざまではありますが、一般的な特徴をお伝えします。

ホエイタンパクは牛乳に含まれるたんぱく質の一種です。ほかのプロテインに比べると吸収が速いことがわかっており、運動後に素早くたんぱく質を摂取したいときに良いでしょう。

プロテインはホエイタンパクが使われているものが多く、クセがなく飲みやすいと感じる方が多いようです。

運動後、すぐに飲みたいときは、ドリンクタイプのプロテインを選ぶと便利です。

利用する機会が多い方は、粉末タイプのものだとリーズナブルです。

カゼインタンパクも牛乳に含まれるたんぱく質ですが、ホエイタンパクに比べゆっくりと吸収されるのが特徴です。運動後にはあまり向かないため、食事にプラスしたりダイエット中の間食に取り入れたりすると良いでしょう。

カゼインタンパクを使ったプロテインは安価な傾向がありますが、ホエイタンパクに比べると溶けにくくクセのある味わいで、苦手に感じる方も多いようです。プロテイン初心者は、ホエイタンパクとミックスされたものか、ホエイタンパクのものから試してみる方が失敗がないかもしれません。

ソイタンパクは大豆のたんぱく質で、ゆっくりと吸収されることが特徴です。

脂質が少なくカロリーが低めで、また大豆のイソフラボンを摂れるため女性向けとしておすすめされることが多いようです。
また、ほかのプロテインに比べ値段が安い傾向があるため、女性の初心者向けのプロテインとして選ぶのも良いでしょう。

ほかにも、牛乳でお腹を壊す方にはホエイタンパクやカゼインタンパクが向かない場合があるため、そのような方にも役立つでしょう。

プロテインを取り入れる際は、以下の注意点を知っておきましょう。

プロテインはたくさんとるほど効果が出るわけではありません。

たんぱく質の摂りすぎが長く続くと、腎臓の働きに影響する可能性や、腸内環境を乱して便秘などの不調を引き起こす可能性もあります。
また、カロリーオーバーし、ダイエットの逆効果になってしまう恐れもあります。

毎日なんとなくとるのではなく、必要なときに必要な量をとるように心がけましょう。

プロテインは便利なものではありますが、バランスの良い食事をしていればたんぱく質が不足する心配はありません。

主食（米やパンなど）、主菜（肉や魚、卵、大豆製品など）、副菜（野菜やきのこ類、海藻類など）が揃ったバランスの良い食事を心がけ、プロテインは補助的に活用するようにしましょう。