【宮城県】じつは「冷やし中華」は仙台発祥なんです
こんにちは!
おうちごはんサポーターズ宮城県担当の@stillabanことbanです。
宮城県からご紹介するのは、今の季節「はじめました」で世間様を賑わすあの一品、「冷やし中華」です。
皆さまご存知でしょうか?
世の中であまり知られていませんが、実は「冷やし中華」は仙台発祥と言われているんです。
「中華」と言ってももとは日本で生まれた料理であり、遡ること昭和12年……仙台市内にある中華料理の老舗『龍亭』さんが、真夏の暑い時期に開催される七夕祭りに合わせて観光客向けに生み出したのがこの「冷やし中華」なのです。(諸説あり)
今回はこの『龍亭』さん風の元祖冷やし中華を、おうちでできる範囲で再現してみました。
材料(2人分)
【A】
・きゅうり……1/2本
・ハム……60g
・叉焼……60g
・薄焼き卵……卵1個分
・蒸し鶏(ささみ)……1本(サラダチキンでも◎)
・中華クラゲ……60g
・中華麺……3玉(1人前たっぷり1.5玉)
・蒸しエビ……4尾
・レタス……1〜2枚
・市販の冷やし中華のタレ……150ml
・オレンジ果汁……1/2個分
・炒りごま……少々
作り方
1. Aの材料はすべて細切りにして中華麺とは別のお皿に盛り付ける。
※ささみはほぐし、中華食材のクラゲは無ければ市販の味付きタイプで◎
2. レタスは洗って水気を拭き取り、食べやすい大きさにちぎっておく。
3. タレに絞ったオレンジ果汁を混ぜておく。これにより、爽やかな香りと甘みで酸味もまろやかになります。
4. 中華麺をたっぷりのお湯で指定の時間(細麺2〜3分、中太麺3〜4分)茹で、冷水でよくぬめりを取り水切りする。
5. 器に麺を盛り、上に蒸しエビを2尾のせてタレをかけ胡麻をふり、横にレタスを添えてできあがり。
前菜といってもいいほどたくさん盛り付けられた別添えの具を、少しずつつまみながらも良し、一気にのせて食べるも良し、それぞれお好みの食べ方で楽しめるのが元祖スタイルです。
ちなみに私はこれで何杯でも呑めます(笑)!
今では日本の夏の風物詩とも言える『冷やし中華』が、じつは東北で生まれたと言われる食文化。
そして発祥の地である仙台市内には通年で『冷やし中華』を食べられる中華の名店が複数店あります。
全国の皆さまも、宮城県にお越しの際はぜひ元祖冷やし中華を味わってみてくださいね♪
【新潟県】昔ながらの郷土料理「のっぺ」
こんにちは、新潟担当の@lunch.time240725です!
今回新潟からお届けするのは、昔ながらの郷土料理「のっぺ」です。
新潟県ではスーパーのお惣菜コーナーで売られたりもしていますが、特にお盆やお正月にはご家庭の食卓に出てくる頻度がとっても高い料理です。
鮭を入れて汁気を多くしたのっぺい汁もありますが、今回ご紹介するのは煮物風。
我が家は『のっぺ』が大好きなので、年に何回も大きな寸胴鍋で作ったりしています。
材料
今回はお手軽な量で紹介しますね!
<代表的な具材>
・里芋……500g(今回は手軽に冷凍を使用)
・にんじん……1本
・たけのこ……1本
・つきこん……1袋
・かまぼこ……1柵
・ホタテの貝柱……4~5個(今回は蒸しホタテ貝柱使用)
・干し椎茸……5つ
・銀杏……水煮1袋
・さやえんどう……適量
・いくら……80g
※具材の量はお好みで、お好きなものをお好きなだけいれてください。
・出汁……1リットル
(干し貝柱と干し椎茸と出汁だし昆布で作ったもの)
・白だし……200ml
・みりん……150ml
・酒……50ml
・塩……ひとつまみ
作り方
1. 出汁昆布、干し椎茸、干し貝柱を水1リットルの中に入れて出汁を取りつつ椎茸や貝柱をもどす。
2. 具材をサイコロ状や、長方形などお好みの大きさに切る。
3. 具材と調味料、出汁を入れて火にかける。火のとおりやすい、銀杏やかまぼこは後半に。
※さやえんどうは、別でさっと茹でておく、いくらは最後の仕上げに使用します。
4.約1時間半ほど煮込んだら、火を止めて冷ましながらゆっくり味を染み込ませれば完成。
「のっぺ」は、温かくても冷たくても、どちらでもおいしくいただけます。お好みにあわせてお召し上がりください。
普段作る時は、季節の具材を使用します
。
例えば春なら菜の花を茹でたものをさやえんどうの代わりに入れたりと自由に楽しめます。
ちなみに、いくらはお盆やお正月の特別な時にたっぷりと用意しますが、何でもない日は使いません(笑)。
我が家は割と年に何回も作りますが、「のっぺ」をたくさん仕込むと、お盆やお正月が来る季節だな~なんて思います。
県外へ嫁いだお友達たちも、お盆やお正月に新潟へ帰ってくると「のっぺ」を食べて地元の味を思い出しながらほっこりするそうですよ。
配信: おうちごはん