【サポーターズ便り】Vol.11 知って欲しい、我が街の愛すべき食文化

【サポーターズ便り】Vol.11 知って欲しい、我が街の愛すべき食文化

おうちごはんサポーターズメンバーのご当地企画第3弾!今回のテーマは「愛すべき我が街の食文化」。郷土料理や子どものころに食べていた給食の再現などを紹介しています。今回の地域は茨城県、神奈川県、長野県、愛知県の4県分をお届けします。ぜひご覧くださいね~!

【神奈川県】給食メニューでは定番の「チリコンカン」

こんにちは。千葉県担当の@nicoaya_cookingです。

みなさん、子供の頃に食べていた給食の定番はありますか?

私は今は千葉県に住んでいますが、子供の頃は神奈川に住んでいたので、千葉出身の旦那さんと給食話をしたら大いに盛り上がりました!

給食ってその地域の特色が色濃く出るんですよね〜。

そこで、今回は子供の頃に神奈川県で食べていた給食の定番メニューをご紹介します。

地域にもよると思いますが、神奈川県では「チリコンカン」が給食によく出ていました。

みなさんよく知るメキシコ料理に由来する料理で、大豆、ひき肉、トマト、野菜をチリペッパーなどで煮込む、あの料理です。

材料(3人分)

・合い挽き肉……200g
・蒸し大豆&ミックスビーンズ……100g
・玉ねぎ(みじん切り)……1/2個
・にんにく……2片
・赤唐辛子(輪切り)……少々
・トマトピューレ……1カップ
・水……1カップ
・塩……少々
・チリパウダー……適量

作り方

1. 厚手の鍋に油を熱し、刻んだにんにく、赤唐辛子を炒める。

2. 香りがたったら、玉ねぎ、ひき肉の順に炒める。肉の色が変わったら、トマトピューレ、水を加え、灰汁を取りながら弱火-中火で煮込む。

3. チリパウダーを加え、時々底から混ぜながら20分ほど煮込み、仕上げに塩で味を整えて完成。

ちなみに千葉の給食の定番といえば……

夫いわく、千葉の給食の定番は「味噌ピー」だそう!

給食では特にアレンジせず、このままの状態で出ていたようです。味噌とピーナッツ、あまじょっぱくてくせになりそうなお味ですよね(笑)。

給食ではやはり栄養面も考えて大豆はよく出ているのかもね、と2県の共通点を考察してみた我が家でした♪

【長野県】伝統と現代の融合「キムタクごはん」

みなさん、こんにちは~。 長野県担当の@nao_h.kitchenです。

今回は「伝統」と「現代」スタイルの融合給食を紹介したいと思います!

子供の頃には“当たり前”に食べていた給食ですが、ふとあの味が恋しくなってまた食べたいな~なんて思う時はありませんか?

給食ってじつは、住んでいる地域によって様々なメニューが出ているようで、その地域の文化が垣間見られますよね。

長野県の小中学校は、自校給食の所が多く、郷土料理や昔からの伝統ある食材を今も取り入れ、現在の子供にも受け継いでいけるように、各地域でメニューに組み込まれているのです。

なかでも「キムタクごはん」は子供達に大人気で、毎回おかわり続出になっているメニューなんだとか。

「キムタクごはん」は、キムチとたくあんの漬物を混ぜ合わせたごはんで、子供達の漬物離れが進んでいることから、もっと身近においしく漬物を食べてもらいたいという想いから考案された長野県発祥のもの。

キムチの旨味とたくあんの甘み・食感がいいアクセントで漬物が苦手……という方でも、食べやすく、大人にも人気の1品なんです。

材料(4人分)

・ごはん……2合
・たくあん……40g
・キムチ……50g
・ベーコン……50g
・ごま油……大さじ1/2
・しょうゆ…… 小さじ1
・あさつき…… 適宜

作り方

1. たくあん・キムチは食べやすい大きさに刻む。

2. フライパンに、ごま油を熱しベーコンを入れ中火で炒めたら、1を加えて炒め合わせる。

3. 炊いた温かいごはんと2をよく混ぜ合わせる。

4. お茶碗に盛り付けたら、お好みで小口切りにしたあさつきをのせて完成。

※たくあんの代わりにつぼ漬けでも可。
※甘みのあるたくあんを使用するとお子さんが食べやすいです。

貴重な海産物を使った「塩丸いか」

長野県は海から遠いため、海産物がとても貴重。なので、茹でたイカを塩漬けにした「塩丸いか」は、江戸時代中期から作られていて、冷蔵・冷凍保存ができなかった頃の保存食として、珍重されていました。

材料(4人分)

・塩丸イカ……40g 
・キャベツ……1/8玉
・きゅうり……1/2本
・にんじん……1/2本

【ドレッシング】
・かんたん酢……小さじ3
・しょうゆ……小さじ1
・サラダ油……小さじ3
・こしょう……少々

作り方

1. 塩丸イカは水で塩抜きし、食べやすい大きさにスライスする。
※1~2時間程度水に浸けておく(塩味の様子をみながら)

2. キャベツは短冊、きゅうりは斜め半月切り、にんじんは千切りにする。

3. お鍋にお湯を沸かし、2の野菜をサッと2分程度茹でたらザルにあけ水気をきったら、ボウルに移す。ここで1も加える。
※茹ですぎると歯ごたえがなくなるので注意!

4. 器にドレッシングの材料を全て入れ、よくかき混ぜる。

5. 3の野菜があたたかいうちに4を入れたら、味を馴染ませる。

※塩丸イカの代わりに、おつまみのイカの燻製でも可。旨味がさらにUPします!

※塩丸イカの塩抜き時間で塩味が代わるので、塩こしょうで味を調整してください。

熱中症対策で塩抜きしても適度に塩分が摂取できるので、夏場の定番メニューとして、現在も酢の物として食べられています。

絶妙な塩気と歯ごたえのあるサラダは、まさに“昔と今”の融合スタイル!

そんな懐かしの味をおうちで味わってみてはいかがですか?