【サポーターズ便り】Vol.11 知って欲しい、我が街の愛すべき食文化

【サポーターズ便り】Vol.11 知って欲しい、我が街の愛すべき食文化

おうちごはんサポーターズメンバーのご当地企画第3弾!今回のテーマは「愛すべき我が街の食文化」。郷土料理や子どものころに食べていた給食の再現などを紹介しています。今回の地域は茨城県、神奈川県、長野県、愛知県の4県分をお届けします。ぜひご覧くださいね~!

【愛知県】ボリューム感ハンパない!喫茶店の「モーニング」

こんにちは!
おうちごはんサポーターズ愛知県担当の@ochama_gohanです。

今回の食文化というテーマでご紹介するのは、愛知の名物「モーニング」!

すでに、愛知県でモーニングを楽しんだことがある人もいると思いますが、愛知県では喫茶店でだいたい午前11時くらいまでにコーヒーなどのドリンクを注文すると“もれなく”厚切りトースト、ゆで卵、サラダやフルーツなどが無料で付いてきます!

よく、他県の方が愛知県の喫茶店に来られると、コーヒー1杯でこんなにサービス付くの?! と驚かれる方も多いと思います。

このボリューミーな「モーニング」のサービス、じつは私の住んでいる一宮市が発祥の地と言われているんです。

一宮の「モーニング」の歴史は、高度経済成長期の昭和30年代前半。全国でも有名な繊維の町である一宮で繊維業を営む人々は、昼夜を問わず喫茶店で商談や打ち合わせをしており、その影響で喫茶店の新規開業も相次いだそうです。

そんな中、あるお店のマスターが朝の時間帯に、コーヒーにゆで卵とピーナッツを付けるサービスを始めたことがキッカケで、他の喫茶店でもこのサービスが広がっていき、次第に「モーニング」激戦区となっていったんだとか。

今回は、そんな愛知県の一般的な「モーニング」のメニューをおうちで再現してみました。

喫茶店によってサービスは様々ですが、厚切り小倉トースト、ゆで卵、ミニサラダが付いてくることが多いです。

トーストの代わりにサンドウィッチやホットドッグを提供するお店もあります。最近ではおしゃれなカフェでもモーニングサービスをやっているお店もちらほら。

この“モーニング文化”は、お得に朝食が食べられるというだけではなく、毎朝喫茶店に通うことで、地域の人との繋がりが持てる「憩いの場」となっているのが大きなメリットかなと思います。

忙しい現代を生きていると、朝ってどうしてもバタバタしてしまいがちで、気を抜くと朝食を食べ損ねたり、家族揃って朝食食べるのも難しかったり。

そんな中でも、少し余裕を持って起床し、しっかり朝食を食べ、コーヒーでほっと一息つきながらコミュニケーションを取ることって素敵な文化だと思います。

皆さんも愛知県に来る機会があれば、ぜひこの“モーニング”文化を体験してみてください!

余談ですが、私が一時期住んでいたオーストラリアでも“モーニング”文化が盛んでした。朝食は自宅で食べずに朝早くからカフェに行く人たちが多かったです。

ただ、サービスは一切無いのでコーヒーと軽食を注文して当時の日本円で1,500〜2,000円ほど……。愛知県で生まれ育った私には、かなりショッキングなお値段でした(笑)。

次回は兵庫県、香川県、福岡県、大分県の食文化をご紹介!

次回はおうちごはんサポーターズの

@panta_rhei.hさん(兵庫県)
@izakaya_ayaoさん(香川県)
@shima_no_ouchicafeさん(福岡県)
@ayupecookさん(大分県)

に、地域の食文化を教えていただきます。
どうぞ、お楽しみに~!!

配信元

おうちごはん
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食卓アレンジメディア「おうちごはん」は、おうちでごはんを楽しむ方に向けて毎日の食卓が楽しくなるようなアイデアや情報を発信しています。 いつもの「いただきます」を楽しく、ちょっとの工夫でおいしい食卓を。 生活の中にある笑顔を増やし、食卓シーンを彩り豊かにしていきたいと思っています。
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