「ドン・キホーテ」でピアスに購入も、思わぬ落とし穴! アクセサリー購入時の注意ポイントとは?


(C)千葉N子

――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。 

 ある日、ステディと“激安の殿堂”でおなじみの「ドン・キホーテ」に行った時のことです。ピアスコーナーをふら~っと覗いた私の目に、キラッキラのピアスが飛び込んできました。それは「K18 ジルコニアピアス 8mm」という商品。とんでもなくゴロッとした大きいジルコニアピアスで、さすがにダイヤには見えませんでしたが、そのおもちゃ感が可愛いと思ったのです。

私「ねえねえ、たくちゃん。このピアス可愛くない?」

ステディ「うん、可愛いね」

私「でもダイヤには見えないね?」

ステディ「うん、ダイヤにしては大きすぎるかな」

 そんな会話をしながら一度は通り過ぎたのですが、「ゴロゴロした大きいピアスをするのも可愛いかもしんない!」と思い始め、私は売り場に戻りました。うんうん、見れば見るほど可愛い。

 しかもなんて言ったってK18。その値段は、値引き価格の7,100円! しかも、横から見たところ、地金もしっかりしています。こりゃ、掘り出し物なんじゃないのかね? もしいらなくなっても、同じくらいの値段でメルカリに出品しても売れそうよ!? 見れば見るほどお買い得な気がして、私はすぐに店員さんを呼びました。

私「これくださいッ!」

 いつもならカードで支払うところですが、懐から7,100円を出してお会計。フッフッフ。わたくしだって、ニコニコ現金払いっちゅーもんができるのよ! ステディと合流し、「現金払いで買った!」と報告すると、ステディも「偉いねえ!」とほめてくれて、私は意気揚々と車に乗り込んだのです。

 ところが、千葉N子という女は、なにか買うとすぐに確かめずにはいられない性格でして、すぐに袋から出してピアスを眺め始めたんですよ。そしたら……。

 ないのです、どこにも「K18」の刻印が……!! えっ!? そんなことってあるの? 「K18」って刻印を打たないことってある? 打つ場所はいくらでもあるのよ?

 確かに、私が持っているジュエリーの中で、刻印がないものもあるんですよ。でも、それはどこにも刻印を打つ場所がないピアスなのです。一方、今購入したピアスは地金の部分がしっかりしていて、どこにでも刻印できる場所がありました。そ、そんなことってある~~~~~!?!?!?

 すぐに頭をよぎったのは、「これはメルカリで売れるのか?」ということ。K18の商品を購入し慣れている人なら、「刻印はありますか?」って聞いてくるに決まってる。そのときに「刻印はありません」って言ったら、誰が信じてくれる……? そういう目で見始めると、どんどんこのピアスが安物に見えてきます。ねえ、これって本当に本物なの……? 思わぬ落とし穴に私は愕然としました。

ドン・キホーテのピアスに思わぬ落とし穴! 返品を希望したら……

 そのとき、我々はすでにドンキを離れ、セブン-イレブンで買い物している途中だったため、私はラーメンを選んでいるステディの背後に地縛霊のように張り付きこう言いました。

私「ドンキに戻りたい……」

ステディ「ひえっ!?」

私「このピアス、刻印がないの。本物かわからないから返品したい……」

ステディ「そ、そうなんだ……」

私「認められないかなあ?」

ステディ「そんなことないと思うよ。まだ使ってないでしょ?」

私「使ってない。でも、返品不可って書いてあったの」

ステディ「うーん、とりあえず行ってみようか」

 嗚呼、優しいステディ……。そんなわけで約15分の道のりを戻り、私は再びドン・キホーテへ。心臓はバックバクです。だって、ドンキってヤンキー御用達のイメージがあるじゃないですか。奥から怖い店長が出てきて「うちの品物になんか文句あんのか。このヤロウ!」とか言われたらどうしよう……。それとも「刻印がなくても本物です」って言い張られるんじゃないかしら……。

 戦々恐々としながら、まずはレジの優しそうな店員のお姉さんに声をかけてみました。お姉さんは私の訴えを聞くと、すぐに内線で電話し始めました。

お姉さん「はい、はい……。お客様が、『刻印がないので返品したい』と……はい……はい……」

 その声はめちゃくちゃ小さくて、隣でビビる私。電話の向こうで「そんな女、おっぱらえ!」と言っているような気さえします。すると……。

お姉さん「返品可能ですので、こちらにどうぞ」

 え……? なんとあっさり返品を受け入れてくれました。その後、現れた店員のお兄さんはピアスの刻印も確認することなく、ススーッと返品処理をしてくれました。た、助かった……。けど……ドンキ、あんた、手慣れすぎじゃないのかね……? こんな申し出をしてくる客が前にもいたような雰囲気に見えたのは私だけ……?

 いずれにせよ、怒られたりしなくて済んでホッとしましたが、これからは刻印はしっかり確認してから買おうと誓いました。勉強させてくれてありがとうな、ドンキよ……。みなさんも、アクセサリー購入の際はご注意ください。

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サイゾーウーマン
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料理や収納など暮らしに関する情報や、芸能、海外ゴシップの最新ニュースを連日発信中。ほかにも、皇室や女子刑務所のウラ話、万引きGメンの現場レポなど、個性豊かなコラムも展開。ほかとは異なる切り口で、女性の好奇心を刺激する記事をお届けします。
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