今や手放せないキッチン家電のひとつが「電子レンジ」。料理を温め直したり、冷凍食品をチンしたりと大活躍ですよね。先日見た情報番組『あさイチ』では、電子レンジの見落としがちな機能が紹介されていました。それは200Ｗ加熱。低いワット数で調理すると煮込みハンバーグがとびきりおいしく作れるらしいのです。常に600Ｗで電子レンジを稼働させていたぞ…。初体験の200Ｗで煮込みハンバーグを作ってみます！
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わが家の電子レンジに200W機能はあるのか？取扱説明書を見てみよう
わが家の電子レンジの使用歴は、なんと約15年！古い機種なので200W設定があるのでしょうか？ いつもは600Wで温めています。
取扱説明書によると、わが家の電子レンジの場合「解凍ボタン」が200Ｗに相当しているようです。200Ｗが肉や魚の解凍に適しているのは分かりますが、煮込み料理を作れるとは書いてありませんね。
低ワット数加熱だと肉が硬くなりにくい
『あさイチ』で200Ｗ加熱のメリットを紹介していた5ツ星お米マイスターの澁谷梨絵さんによると、低ワット数で加熱すると肉のたんぱく質の変性を抑えられると言うのです。難しい説明ですが、簡単に言うと肉は熱を加えると硬くなりますが、低ワット数で加熱すると硬くなりにくいということのようです。そのため200Ｗ加熱は煮込み料理や肉まんの温め、他にも温野菜の加熱にも向いているそうです。
200W調理にトライ！材料は一般的なハンバーグと一緒です
【材料・2人分】
■ハンバーグ■
合いびき肉…300g
玉ねぎのみじん切り…100g
卵…1個
牛乳…大さじ1
パン粉…大さじ1
塩・こしょう…各適量
市販の煮込み用ハンバーグソース…200g
付け合わせの野菜…適量
『あさイチ』で紹介されていたレシピによると、成形したハンバーグに市販の煮込み用ソースをかけて200Ｗで10～15分加熱するそうです。フライパンを使わない分、気楽な気がします♪
ハンバーグを成形してレンジで15分、意外と早くできるかも
1.ハンバーグの材料をしっかりと混ぜ合わせて成形します。
300gのひき肉で大きめのハンバーグが4つも作れました。
2.付け合わせの野菜を入れます。
にんじん1/2本、しめじ1/4株、茹でた枝豆を少し入れました。枝豆のグリーンが映えますね。
3.ハンバーグが見えなくなるくらいたっぷりとソースをかけます。
市販のソースを使うので簡単です♪ ソースの水分で煮込んだ感じに仕上がるのでしょうね。楽しみです。
4.200Wで10～15分加熱する。
200Wに設定。いつもは600Wで加熱しているので、この表示を見るのは初めてです。レシピ通り15分加熱してみます。スタートボタンを押せば後は電子レンジにお任せなので、洗い物などの片づけがはかどります。
本格的すぎる！上等な出来栄えです！
電子レンジから取り出したら、この出来栄え！ ソースの照りと言い、ハンバーグのふくらみ加減と言い、正直今までフライパンで焼いてきたハンバーグはなんだったのだろうと疑問にすら思うほど。これは自慢の一品になりそうな予感。
お皿に盛りつけたら、一段とおいしそうに見えますね！ 厚みがあってボリューム感も伝わってきます。
気になる火の通りは、断面を見ればわかるように中までしっかりと火が通っています。
食べてみるとハンバーグがふんわりとしていて、フライパンで焼いたときよりも繊細な印象です。ハンバーグはいつも通りに作りましたが、お店でいただくような仕上がりで驚きました。200W加熱、万歳！
ただし課題もありました。付け合わせの人参が硬い…。厚さ1cmくらいの輪切りにして生のまま入れましたが、こちらは火の通りが弱かったです。しめじと枝豆は問題なかったので、人参を入れる場合は下茹でしてから入れると良いと思います。
200W加熱のメリットを他にも発見
お椀1杯分のシチューを200Wで5分加熱してみたところ、シチューは温かくなっているのにお皿はそれほど熱くならずに、素手でも持ちやすいことが分かりました。シチュー自体もフツフツと小さな泡が立つ程度で吹きこぼれませんでした。
普段は600Wで温めていますが、シチューやカレーなどトロッとした料理を温めるとまわりに飛び散ったり、皿が熱くなりすぎて素手で持てないという事態に。200W加熱はそんなことがなく、快適でした。
今まで使ってこなかった200Ｗ加熱。低ワットなだけに温め時間は少しかかりますが、それでも煮込みハンバーグに関して言えば15分で完成しました。
フライパンで焼いて鍋で煮込むよりも手間がかからず、しかもふっくらとおいしく仕上がりました。ハンバーグは子どもから大人まで多くの人に人気が高い料理です。ぜひ一度200Ｗ調理で作ってみて、仕上がりの違いを確かめてみてくださいね。
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配信： あたらしい日日
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