パプリカは生と加熱、どちらが優秀?
パプリカは生と加熱、実はどちらで食べても栄養が豊富に摂れる野菜なのです。
通常、ビタミンCは熱で壊れやすいことが知られていますが、パプリカはしっかりとした組織に守られているため、加熱してもビタミンCが損なわれにくいのです。
日本食品標準成分表には、パプリカの「生」と「油炒め」の栄養成分値が掲載されています。100gあたりの含有量を比較してみましょう。
パプリカの美容や健康への効能
加熱したパプリカでも栄養素は減っていないことがわかります。むしろカリウムやビタミンCが増えているように見えますが、加熱により水分量が減ったことによる見かけ上の変化です。
栄養素を摂りたいからといって生で食べることにこだわりすぎず、お好みの方法で食べると良いでしょう。
※参照:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
栄養豊富なパプリカは、具体的にどのような効能が期待されるのか確認してみましょう。
美肌作りに
パプリカにはビタミンC、β-カロテン、ビタミンEが含まれ、美肌作りに役立ちます。
どのビタミンも抗酸化作用があり、老化の原因となる活性酸素を取り除いたり働きを抑えたりする働きがあります。
とくにビタミンCの含有量は高いため、すこやかな肌を保つのに役立ってくれるでしょう。
お通じ対策に
パプリカには食物繊維が含まれ、便秘解消を助けてくれます。食物繊維は腸内環境を整える役割があるため、便秘がちな方はパプリカなどの野菜から積極的に摂取しましょう。
むくみ解消・高血圧予防に
パプリカにはカリウムが含まれ、むくみ解消や高血圧予防が期待できます。カリウムは余分なナトリウムを排出してくれるため、ナトリウムの過剰が原因となるむくみや高血圧を防いでくれるのです。
※参照:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」,文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
配信: トクバイニュース