実家の災害対策は帰省がチャンス!親とハザードマップで確認しよう

高齢者の備蓄はトイレ・水・医薬品を忘れずに

ハザードマップで実家のリスクを確認するのと同時に、ライフラインが止まった場合の備蓄の具合も確認しておきましょう。

水は、1人あたり1日3リットルは必要とされています。また下水管が被災した場合、たとえ生活用水の蓄えがあってもトイレは使えなくなるため、携帯トイレ・簡易トイレなどの備蓄は重要です。1人あたり1日5回程度は必要とされ、人数×3日(南海トラフ地震のような甚大な災害の場合、できれば7日)は準備しておきたいところです。

高齢者の場合、いつもの薬が確保できるかどうかも重要なポイントです。万一のため、数日分の薬のセットを防災グッズに用意しておきましょう。

その他にどんな備蓄品をそろえればいいかはこちらの記事も参考にしてみてください。

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アプリの活用でつながる安心、情報収集も

いざというときにすぐつながる連絡方法を決めておくのも重要です。大規模災害時には、通話規制がかかって電話がつながりにくくなります。データ通信による通話のほうが比較的つながりやすいため、スマホアプリを活用した連絡手段に普段から慣れておくようにしましょう。

比較的簡単なのが、LINEなどのチャットアプリをつかった音声や映像での通話です。帰省している間に高齢の家族のスマートフォンにアプリを入れて、カメラで見せ合う操作に慣れておくと、災害時に周囲の状況を映してもらいながら連絡を取り合いやすくなります。

気象情報や緊急情報などが届くアプリも入れておくと便利です。

「NHKニュース・防災」では、災害に関する情報が一覧化されています。ふだんの降雨状況でも活用できるので、慣れておきやすいでしょう。

App Store URL:https://apps.apple.com/jp/app/id1121104608

Google Play URL:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.or.nhk.news&hl=ja

住んでいる自治体が独自のアプリを提供している場合もあります。地域の情報が多く含まれるため、入れておいて損はありません。

アプリを入れたら、一緒にスマホをみながら操作方法を確かめるとよいでしょう。

アプリの詳細はこちらの記事も参考にしてみてください。

これだけは入れておきたい! 災害時に役立つ防災アプリ4選

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