第2子出産後の母親が抱えるつらさは「産後うつ」だった『リエゾン−こどものこころ診療所−』

第2子出産後の母親が抱えるつらさは「産後うつ」だった『リエゾン−こどものこころ診療所−』

このお話の主人公は、第2子出産後に消えないモヤモヤを抱えている母親・美咲です。ただ美咲の場合、周囲は第2子の誕生を心からよろこんでくれていて、夫も家事・育児に積極的です。しかし、美咲は日々、自分の中に「吐き出せない思い」を抱えていき…。どうして楽しくできないのか、なんでしんどい気持ちばかりになるのか…悩む美咲が選んだ道とは。講談社『モーニング』で連載中の『リエゾン−こどものこころ診療所−』第9巻から「産後うつ」というエピソードをご紹介します。気になる方はぜひ手に取ってみてください。

©ヨンチャン・竹村優作/講談社

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第2子出産後、育児が思うようにいかず落ち込む母

第2子の産後、乳幼児健康診査にやってきた高尾美咲は、順調に育っていないように思える子どもの様子に悩んでいました。

夫は家事にも育児も協力的で美咲のことも気にかけてくれているのですが、なかなか本当の気持ちを吐き出せず美咲の気分は晴れません。何を聞かれても、つい「大丈夫」と答えてしまい、自分の気持ちを打ち明けることができずにいます。

夫や家族など、周囲の協力があっても母の気持ちは落ち込むばかり。そんなときに限って目に入るSNSで流れてくるママたちのキラキラした姿は、落ち込んだ気持ちに追い打ちをかけます。

産後の落ち込んだ気持ちが続くとき、どのように過ごしたらいいのでしょうか。

第1子のかかりつけ医が気づいた母親の異変

©ヨンチャン・竹村優作/講談社

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以前から第1子の発達相談で、主人公の遠野志保(とおの しほ)が研修中の児童精神科「佐山クリニック」を訪れていた母親は久々にクリニックを訪れます。

次回からは発達障害の専門外来のある病院で診てもらうことにすると伝える美咲に、佐山医師は母親自身がカウンセリングを受けることをすすめます。佐山医師は母親の異変に気づき、気にかけてくれていたのです。

自分がカウンセリングを?と戸惑う母親ですが、カウンセリングで母親は産後の不安から救われるのでしょうか。

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