血のつながりはなくても愛おしい。ある夫婦が養子を迎えるまで

血のつながりはなくても愛おしい。ある夫婦が養子を迎えるまで

実子を望めないことがわかったある夫婦が、特別養子縁組という選択をし、実際に赤ちゃんを迎えるまでを描いたエッセー作品『養子縁組で親になる』。子どもを持つことに対して夫婦で考え抜き、家族の理解を得ながら親になろうとする夫婦の歩みを追うお話です。家族とは?親子とは?血のつながりのない赤ちゃんと家族になることについて、当事者の心の中を知ることができる本作を、この記事ではダイジェストでご紹介します。

家族の本音に触れながらも、あきらめない

©ママリ

©ママリ

特別養子縁組に向けて進み始めた主人公夫婦ですが、血のつながりを重視する妻の父親は、養子縁組制度を利用することについて反対。娘に苦労させたくないという親心でもあったようです。

自分が育った家庭が幸せだったことが、子どもを持ちたいと思うきっかけだったという妻は、父と衝突しながらもあきらめずに自分の気持ちを伝えます。その思いは父や家族に少しずつ届き、家族に理解が広がっていきます。

「家族」とは何かを深く考えさせられる

©ママリ

©ママリ

お話の最後には、特別養子縁組制度を使って息子「おにぎりくん」を迎える主人公の夫婦。おにぎりくんを抱く2人の幸せそうな表情には、胸が温かくなります。

家族とは血のつながりだけではないと、しみじみ考えさせられるお話です。また、特別養子縁組制度を利用する夫婦だけでなく、一緒に養子を迎える祖父母やおじ・おばなどの家族の思いも垣間見えます。

家族にとって大切なものは何かを問うストーリー。今家族がいる方にも、これから家族を作ろうと思っている方にも読んでいただきたいエッセー作品です。

イラスト:くまの広珠

記事作成: Mirail

(配信元: ママリ

関連記事:

配信元

ママリ
ママリ
ママリは、妊活・妊娠・出産・育児など、変化する家族のライフステージに寄り添う情報サイトです。
ママリは、妊活・妊娠・出産・育児など、変化する家族のライフステージに寄り添う情報サイトです。