心に降る雨、上がった先に希望を感じる『雨の日の次の日』

心に降る雨、上がった先に希望を感じる『雨の日の次の日』

かつて漫画家を目指していたNEGI@エッセイ漫画(@negiii51)さんは、自閉症の長男たつきくんの成長を記録したくて、再びペンを握ることにします。息子が社会とのつながりの中で生きていけるようになることを願い、思い切って参加した副籍交流。そこで出会った地元の小学生とのかかわりを通じて、息子の成長を実感します。NEGIさんが子どもたちの素直な反応から学んだ大切なこととは?『雨の日の次の日』を紹介します。

©negiii51

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息子のために、社会とのつながりを作りたい

NEGIさんの長男たつきくんは自閉スペクトラム症。小学3年生ですが、普段は特別支援学校に通っています。

あるとき、地元の小学校との副学交流を提案され、地元の小学生とは毎朝すれ違うだけで知り合う機会もなかなかないことに気づき、つながりができるようにと参加してみることに。

先生たちとも協力して、障害とは何か?たつきくんの苦手なことは何か?など、漫画でわかりやすく説明すると予想以上に大好評。

会話ができないたつきくんのために、得意の絵が役に立ったNEGIさんは、自分も大きな一歩を踏み出せたように感じていました。

地域社会とのつながりを持ちながら子育てするためにチャレンジを始めたNEGIさんとたつきくん。小学生たちとの交流を通じて、何を学んでいくのでしょうか。そして、たつきくんが見せた変化とは?

息子のために踏み出した一歩がくれたもの

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一時期、ストレスから絵が描けなくなったNEGIさん。でも、長男の成長を記録したくて、再び自然にペンを持つようになっていました。そしてNEGIさんの描いた絵が、たつきくんと地元の小学生をつなぐのに一役買ってくれることに。

障害のために壁を感じていたNEGIさんですが、子どもたちが見せるまっすぐな反応に、「壁は自分の中にあったんだ」と気づかされます。

たつき君と小学生の心の交流にはほっこりしますが、親としてNEGIさんが抱える葛藤には共感を覚えます。そして筆者は、たつきくんなりの成長を喜ぶNEGIさんの母親としての姿にも魅(ひ)かれました。NEGIさんの勇気を応援したくなりますよ。

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