【ニッポンのおいしい、いただきます!】山梨県オリジナルの魚「富士の介」

【ニッポンのおいしい、いただきます!】山梨県オリジナルの魚「富士の介」

おいしいモノが大好きなおうちごはん編集部とその仲間たちが、日本全国のおいしいモノを発見する企画『ニッポンのおいしい、いただきます!』。今回ご紹介するのは、山梨県オリジナルの魚「富士の介」です。八ヶ岳南麓の湧水で育った富士の介の魅力と、フレンチシェフ考案の絶品レシピをご紹介します!

「富士の介」の魅力に迫ります

食欲&物欲旺盛なおうちごはん編集部とその仲間たちが、日本全国にある「おいしいモノ」を発見していく連載企画『ニッポンのおいしい、いただきます!』。まだまだ知られていない日本のおいしいモノを紹介していきます。

今回は、全国のおいしいものに詳しい産直通販サイトの「食べチョク」 さんに教えていただいた食材をご紹介。山梨県水産技術センターが開発した山梨県オリジナルの魚「富士の介」についてご紹介します。

いったいどんな魚なのか想像がつきませんよね。「富士の介」の魅力やおいしい食べ方について、たっぷりとお届けします。

山梨県オリジナルの魚「富士の介」

マス類で最高級とされるキングサーモンと、山梨県で生産量ナンバーワンのニジマスを交配して生まれた魚が富士の介です。

山梨を連想させる富士山の「富士」に、標準和名がマスノスケであるキングサーモンの血を引くことから「の介」を重ね合わせ、「富士の介」と名付けられとのこと。

なんだか強そうだしかっこいい名前だと思っていたら、こちらは一般応募によって全国から応募のあった3,163点の中から選ばれた名前なんだそう! 日本最高峰の山と鮭の王様のイメージから、山梨県を代表する魚として大きく育ってほしいという期待がこめられています。

名水溢れる山梨県

世界文化遺産の富士山をはじめ、南アルプス、八ヶ岳、奥秩父などの名峰に囲まれ、その恩恵がたどり着くたぐいまれな地形を持つ山梨県は、まさに天に選ばれし名水の地。県土の8割を森林が占めています。

山に降る雨や雪は、森林を潤しながら地表から地下に浸透し、下層にある砂礫層(粗い砂を含んだ層)を流れて清らかな水質になっていきます。そして清らかな伏流水は、やがて湧水となり、河川にも流れ、県内各地にたどりつくのです。

そんな名水溢れる山梨県の北杜市小淵沢町にて、自然のもつ本来の機能を活用した持続可能なモノづくりに取り組んでいるのが、富士ジネンテックファームのみなさん。

八ヶ岳南麓の湧水で、ニジマスや富士の介を育てています。

養殖場では給餌をしながら日々の魚の観察やケアを、加工部門ではすべて手作業で製造をして製品の細かな配慮に努めるなど、鱒のおいしさを多くのみなさまにお伝えしたいという想いで取り組まれているそうです。

キングサーモンの血を引く魚

日本には全国各地に数多くのご当地サーモンが存在しますが、その中でもキングサーモンの血を引く魚は「富士の介」のみ。

山梨県水産技術センターが生産した卵と、加熱加工された安全なエサで飼育し、出荷時の肉色や鮮度保持の方法などの基準を満たしたものだけが「富士の介」として出荷されるんだそうです。

富士の介は、おいしさや鮮度を保ったまま製品にできるように、水揚げ後すぐに加工して急速冷凍で仕上げ、お客様のもとにお届けしているとのこと。

豊かな旨味がしっかりと詰まった状態で届くので、おうちでも新鮮なおいしさを存分に味わうことができます。

あのさかなクンも応援団長として富士の介のすごさを動画で語っていました!
魚博士のお墨付きとあらば、ますます気になりますね。