姉妹の部屋を分ける! 移動作業と気持ちをラクにした「ものを逃がすためのスペース」

おはようございます。

ライフオーガナイザーの佐藤美香です。

先日、長女と次女の2人部屋から、それぞれの個室を作りました。2人の個室にとどまらず、他の部屋の用途も変わり、家具も大移動することになって、家全体に影響しました。そこで、日々の暮らしに支障が出ることがないように、先に「ものを逃がすためのスペース」をつくりました。

■部屋の用途替えには、もの逃がすためのスペースが必要

わが家は、3階建ての4LDKです。1階に6畳が2部屋、2階はリビング&キッチン、3階は6畳と8畳。今まで、3階の8畳を長女と次女で使っていましたが、今回1階の6畳を長女、3階の6畳を次女の個室にすることにしました。

個室2部屋分の新たなスペースを生み出すためには、かなりものを手放さなくてはいけません。けれども、ものを手放すには時間や手間がかかります。分ける作業も必要ですし、「人に差し上げる」「回収日まで置いておく」「解体する」など、分けた後も保管する時間と場所が必要になります。

また、すぐには判断がつかないものも出てきます。使うために、メンテナンスが必要になることもあります。そのため、手放すものや迷うものを逃がすためのスペースを先につくりました。

写真は、部屋を大移動した当日のもの(1階納戸)。最初に、「ここに置いていい」スペースがあったことで、移動作業がスムーズになっただけでなく、気持ちがとてもラクでした。長女と次女の部屋に、関係のないものを置かずに済んだので、すぐに自分の部屋づくりに集中できたのも、とても良かったです。

■事前に手放せるものは手放しておく

ものを逃がす場所をつくると言っても、その場所のまわりだけを片づければいいわけでもありません。逃がしたもので溢れないように、事前に手放せるものは手放しておきました。

たとえば、客用の布団。以前は、親戚家族が泊まりに来る機会が多かったため、客用の布団が3組ありました。

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最近は泊まりに来ることもなくなったので、思い切って3組から1組に。長女と次女の使っていた布団が傷んできたため、客用布団と入れ替え、古い布団を粗大ごみに出しました。また、調子の悪かったコードレスの掃除機を手放して、箒とチリトリに変更。置く場所は変わっていませんが、大きさ(厚み)が変わっただけで、だいぶスッキリしました。

行き来が多い場所なので、先にスッキリさせたことで、ものを運ぶ際にも邪魔にならずに済みました。