性犯罪にあう女性を減らしたい、自宅に不審者が侵入した体験を描く漫画

性犯罪にあう女性を減らしたい、自宅に不審者が侵入した体験を描く漫画

オキエイコ(@soroe.handmade)がひとり暮らしをしていたころのこと。間kのために開けていたベランダから見知らぬ男が侵入。刃物でおどし、命の危険を感じます。必死の抵抗で命は守ることができたものの、犯人は逃走。直後は、命に別状はないし大丈夫、ショックは受けていないと思っていたのですが、しばらくたったある日、前ぶれもなく心に異変が。『知らない人が家に入ってきた話』をダイジェストで紹介します。

トラウマは、犯人に負けたわけじゃない

ⓒsoroe.handmade

作品の最後に、オキさんは性犯罪について今の思いを語っています。人によって心は違いますが、オキさんは「かわいそう」と言われるのが嫌だったと語ります。犯人に負けたくないという気持ちがあり、悔しくなるのだそう。

恐怖や悲しみ、そして忘れられない悔しさ。オキさんが抱える大きなものが、最後の数コマにあふれているようでした。

性犯罪とその後について考えるきっかけに。『知らない人が家に入ってきた話』をぜひ読んでみてください。

『知らない人が家に入ってきた話』の著者であるオキエイコさんは、この漫画にこめた思いについて以下のようにコメントしています。

「お恥ずかしながらあの事件の1秒前までは、自分がこんな事件に巻き込まれるなんて考えた事もありませんでした。

でもそれはきっと、この文を読んでくださっている皆さんの多くにとってもそうだと思います。まさに1秒後、あなたのその後ろの窓から変質者が入ってくるなんて、想像できますか?そのくらい『事件』は突然やってきました。

性被害は人に相談しにくく、相談された側もどう応えていいのか回答が難しい。『なかったこと』にされることも少なくないと思います。

だからこそ、声をあげてもいいことを伝えたくてこの漫画を描きました。人に伝えたい、というより、自分自身に言い聞かせたいという側面が強かったです。

老若男女関係なく、被害者にも加害者にもなってしまう可能性がある性被害。なので誰が読んでも読みやすく重くなりすぎず、でも伝えたいことが伝わる漫画を心がけました。性被害に興味のない層の方にも読んでいただき、社会全体でアンテナを張っていただけたらと思い描かせていただきました。」

この漫画は犯罪被害体験談を紹介したものです。このような被害に遭っている、あるいは遭った経験のある方のために、内閣府の男女共同参画局では『性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター』を設置しています。

自治体によってはこのほかにも犯罪被害者支援センターを設けている場合があります。必要に応じて相談をご検討ください。

記事作成: emisuke_113

(配信元: ママリ

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