【からだケアレシピ】夏の疲れや秋の乾燥に「豚肉と旬野菜のごまヨーグルトソース」

【からだケアレシピ】夏の疲れや秋の乾燥に「豚肉と旬野菜のごまヨーグルトソース」

少しずつ秋の気配が感じられ、どっと夏の疲れが出てくるこの時期も、しっかりとエネルギーを補給し胃腸を労わることが大切です。そこで今回は、疲労回復に良い食材を使ったレシピを薬膳料理家のちづかみゆきさん(@miyukichizuka)に教えていただきました。秋の乾燥や便秘が気になる方にもおすすめの一品です。

夏の疲れ対策や秋の乾燥におすすめのレシピ

今年の夏は暑かったですねー。
気力でがんばっていたけれど、少しの秋の気配とたまの涼しさで気が緩み、どっと夏の疲れがでてきたひとも多いのでは?

そこで今回は、疲労回復によいとされる豚肉に旬の野菜を合わせた夏のお疲れ解消レシピをご紹介します。

「疲れ」というのは気(エネルギー)が足りない状態。

そこで気を補う食材を選び、さらに冷たいものなどで酷使した胃腸を労わる食材をチョイスしました。胃腸をケアすることで食べたものをしっかりと気に変えていきたいからです。

選んだ野菜はさつまいも、オクラ、しめじ。いずれも旬の食材なので、この時期はおいしいうえに栄養価も高いです。

さつまいもは元気を補い胃腸の働きを高めます。オクラも胃腸をケアし、しめじは気を補います。気血を補う豚肉と合わせて夏の疲れをしっかりと癒します。

そしてここからが秋の準備について。

秋は乾燥の季節です。秋雨でお天気がぐずつくことがあっても、空咳がでるなど、遠くで呼吸器の乾きを感じるはず。とくに傷めやすいのが呼吸器ではあるものの、身体全体で乾燥は進んでいきますから、お肌の乾燥や乾燥による便秘が気になる場合もあります。

そこで乾燥対策によい食材が、ヨーグルトと白ごま。この2つをソースに使います。

そしてソースの食材だけではなく、じつは豚肉とオクラも潤いを補う食材。そのため秋の準備もばっちりなのです。

血が充実していることも乾燥対策になるので、しめじは味のバランスだけでなく養血する作用も考えてのチョイスです。

豚肉と旬野菜のごまヨーグルトソース

材料(2人分)

・豚肉(切り落とし)……150g
・さつまいも……150g
・オクラ……5本
・しめじ……80g
・酒……大さじ2
・エクストラバージンオリーブオイル……大さじ1

【A】
・プレーンヨーグルト……1/2カップ
・白すりごま……大さじ2
・塩……2つまみ
・クミンパウダー……少々
・おろしにんにく……少々(~小さじ1/4)
・レモン果汁……大さじ1/2

・粗挽き黒こしょう……適宜

作り方

1. さつまいもは1cmの厚さに切り、断面が大きなものは適当な大きさに切って水にさらし、耐熱容器に入れて水をひたひたまで加え、ふんわりとラップをかけて500Wの電子レンジで3~4分加熱し水分を切る。オクラは板刷りしてガクの周りを落とし、一口大の乱切りにする。しめじは根元を落とし、適当な大きさに手でほぐす。

2. Aを混ぜ合わせる。

3. フライパンにオリーブオイルを入れて熱し、さつまいもを入れて中火で焼く。焼き色がついたら裏返し、しめじを加え、豚肉を軽く広げながらのせ、分量外の塩少々をふって酒をまわしかけ、フタをして中火で3分ほど加熱する。

4. 3にオクラを加え、オクラにも塩をふって1~2分加熱し火からおろす。

※オクラを加える際、焦げ付きそうなら水を適宜加える。

5. 4を器に盛り、Aをかけ、粗挽き黒こしょうをふる。

写真のさつまいもはイメージなので、全量ではありません。150gとして半分弱を使いました。厳密に計る必要はないので、中ぐらいの大きさならだいたい1/2本を目安にしてください。

ホットサラダのような感じでさっぱりといただけるテイストです。

まだまだ暑さも残るようなので、さわやかに調えつつ、白ごまやクミンを効かせて秋らしく仕上げました。酸味が苦手なひとはレモン汁を小さじ1にするとマイルドになります。