3年間育てた「血のつながりがない子」と、お別れできますか?『うちの子、誰の子?』

3年間育てた「血のつながりがない子」と、お別れできますか?『うちの子、誰の子?』

あなたは「もしわが子と思って育ててきた子が、取り違えられた子だったら」と想像したことはありますか。もしも、その子が他人の子どもだった場合、あなたはその子どもとお別れできるでしょうか。子どもとは血のつながりで親子になるのか、それとも同じ時を重ねるうちに親子になるのか。家族の愛情について問う作品『うちの子、誰の子?(漫画:たけ みゆき 原案:ママリ)』の見どころについてお伝えします。

ⓒたけ みゆき/KADOKAWA

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3年間大切に育てた娘と、血のつながりがなかった

このお話の主人公はサキ。サキは不妊治療を経て、まな娘、サクラを出産します。代々続く酒屋の跡取りである夫と3人で穏やかな日常を過ごしていました。

幸せな日々を送っていたある日、一通の封書が届きます。差出人はサクラを出産したクリニック。なんとそこには「サクラの妊娠時、受精卵の取り違えが起きた可能性がある」という内容が。

サキは突然「娘と自分たち夫婦の血がつながっていない」という事実を突きつけられるのです。

「子どもの交換」各家庭の父・母の思い

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事実を受け入れることができないサキ。取り違いが起きた相手家族・滝田家も同席し、クリニックで説明を受けますが、すぐに納得できるはずもなく。

「サクラは自分たちの子ども」と主張するサキですが、相手方は交換に対して積極的な態度です。唯一味方になってくれるだろうと思っていた夫・タイチまで「交換を検討する」と発言し、サキは激しくショックを受けます。

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