​​「見落としてる人が多いんです」あなたは大丈夫?現役保育士が教えるリアルな防災準備とは?

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防災リュックの中身のチェックで見落としがちなこと

水や食料などは防災リュックに入っているけれど、その他のものはどうでしょう? 衣服は季節に合ったものが入っていますか?また、夏であっても水害などの場合、寒さも感じられる可能性があるので長そでが1枚入っていると安心です。乳幼児にとって必需品のおむつですが、トイレトレーニングのパッドがあると便利です。私は自分の子どものお出かけ時によく使っていたのですが、おむつよりもかさばりませんし、外でのおむつ替えも簡単で重宝しました。また、大人の簡易トイレも必要です。

また、避難する場合に、もしかすると子どもと離れ離れになることもあります。自分の名前など必要最低限の情報を言える年齢ではない場合は、服(背中)にガムテープで名前を書くなどしてもよいかと思います。

高さのある家具や重いもの固定

大きな地震が起きた場合、家具が倒れてその下敷きに…ということも考えられます。保育園では高さのある家具は固定して簡単には倒れないようにしています。また、家具のドアは使うたびに閉めることを心がけましょう。引き出しの下の段には重いものを、上の段には軽いものを入れるだけでも、被害が少なくなります。

テレビなどの重たい電化製品などには転倒防止グッズを使うと安心です。たまに、「テレビ台に登って、テレビと一緒に倒れちゃいました」なんて報告をご家庭から受けることがあります。

家具を固定しておくことは、災害が起きたときだけでなく、普段からのお子さん安全対策としても役立ちます。


普段からの準備があるのとないのでは安心感が全く違います。この機会に家族で、防災について考える時間を取ってみるのもよいですね。

著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨

0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!

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