命と向きあう親子の体験談『10歳の娘がハムスターのお母さんになった話』

命と向きあう親子の体験談『10歳の娘がハムスターのお母さんになった話』

皆さんはハムスターを飼ったことがありますか?小さくて、一生懸命動き回る姿はとてもかわいらしいですよね。しかし、ハムスターは短命です。2、3年という短い時間でのお別れは、とてもつらいですよね。このお話はある障害と戦う女の子がハムスターのお世話をする漫画です。ハムスターのお世話をして主人公の女の子はどのように変わっていくのか。その懸命に戦う姿が描かれています。『10歳の娘がハムスターのお母さんになった話』を紹介します。

©ママリ

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強迫性障害になった女の子。その子の願いとは…?

この漫画の主人公は、みおちゃん。10歳の女の子とそのママです。小学3年生の終わり頃、死ぬことに対して強い恐怖や不安をいだくようになります。

みおちゃんは強迫性障害と診断されます。そして、学校へ行くこともできなくなるように。不登校となったみおちゃんの癒やしは、ハムスターの動画を見ること。ある日、みおちゃんはママにハムスターを飼いたいとお願いをします。

正解が分からないと悩む姿に共感

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強迫性障害という病を皆さんはご存じでしたでしょうか。筆者はこの漫画で初めて知りました。幼いみおちゃんの心に一体何があったのか…。死ぬことを恐怖に感じおびえるなんて、とてもつらくおそろしい思いをしたでしょう。想像することしかできないけれど、当事者はその何倍もつらい経験をしたはずです。

何度も手を洗うなど、必要以上に潔癖になる症状もあるようで、洗いすぎて手が荒れてしまってもやめることができない人もいるのだとか。心の病は治療もスムーズにいかないこともあるようなので、治したくても治せないと苦しむ人もいるでしょう…。

この漫画では、みおちゃんのママがサポート方法が分からず悩む場面もあります。どのように声をかけてあげたらよいのか、接してあげたらいいのか、誰もが迷うことだと思います。正解が分からずみおちゃんにとっての最善を選ぶママの姿には思わず目が熱くなりました。

もしかしたら、自分の育て方のせいで強迫性障害に苦しむようになってしまったと悩んだこともあるかもしれません。自分が変わってあげたいと思うこともたくさんあるでしょう。子どもの苦しむ姿は一番つらいですよね。

もし、わが子に突然障害が発症したらどうしたらよいのだろう、とも思いました。正解は分からないけれど、わが子のやってみたいという気持ちは応援したいと思いますよね。みおちゃんのママもそんな思いでハムスターを飼う覚悟をしたのでしょう。

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