授乳中に飲めない薬、実は少ない!?自己判断NG!授乳中ママに知ってほしい内服の話【助産師が解説】

授乳中に飲めない薬、実は少ない!?自己判断NG!授乳中ママに知ってほしい内服の話【助産師が解説】

調べる方法は?

国立研究開発法人 国立成育医療研究センターのサイトで検索する方法があります。商品名ではなく成分名で検索するので、注意してください。

薬の添付文章はネット検索もできます。しかし、医師や薬剤師からは授乳中も大丈夫と説明をうけたのに、説明書やネットで調べると授乳を避けるようにと書かれていることもあり、不安になることもあるかもしれません。科学的な裏付けが乏しい場合には、無難に「授乳を中止」と記載されてることもあるのです。知識を持つために自分で調べてみるのはいいですが、実際に服用するときは医師に相談しましょう。

授乳を一時的に中止する場合

医師や薬剤師から説明を受けて、理解した上でママ自身が一時的に授乳を中止することを選択した場合は、乳腺炎など乳房トラブルにならないようにケアが必要です。
通常の授乳回数に合わせて搾乳する様にしましょう。授乳を中止にする期間によっては、授乳を再開した時に分泌量が落ちてしまうこともあります。セルフケアに心配がある場合は、母乳外来や地域の助産院、助産師に相談してみてください。


授乳中の内服については、医師・薬剤師と相談しながらママや家族が納得して選択できるようにすることが大切です。無理せずに、ママが1日でも早く体調を回復して元気に過ごせることが、赤ちゃんと家族にとっても大切だと思います。

監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀

2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。

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