プレ幼稚園をクビになった息子との明るい日常『スバルくんは 頭の中 全部言いたくてしょうがない』

プレ幼稚園をクビになった息子との明るい日常『スバルくんは 頭の中 全部言いたくてしょうがない』

この記事でご紹介する漫画は、現在は自閉スペクトラム症のスバルくんの育児を漫画で振り返っている作品。著者は主人公スバルくんの母である星あかりさんです。スバルくんの障害に気づき、悩んだり不安になったりしながら明るく子育てをする様子が描かれています。スバルくんをありのまま受け止め、毎日を生き生きと過ごす姿に元気をもらえるエッセー作品です。『スバルくんは 頭の中 全部言いたくてしょうがない』の見どころをご紹介します。

ⓒ星あかり/合同出版

自閉スペクトラム症のある息子の育児を振り返る

著者は主人公スバルくんの母である星あかりさん。

スバルくんは3歳児健康診査を待たずして、プレ幼稚園の先生に勧められて発達検査を受け、自閉スペクトラム症と診断を受けました。2歳健診までは特段指摘を受けず「言葉が少しゆっくりなだけ」と考えていた星さんは、この結果に驚いたようです。

障害を理由に退園させられた「プレ幼稚園」

ⓒ星あかり/合同出版

スバルくんはプレ幼稚園に通っていましたが、スバルくんが自閉スペクトラム症と診断されたことを伝えたとたん、幼稚園側から退園するように言われたのです。

まさかの事態に傷つく星あかりさんですが、このあとスバルくんにとって良い環境を探すために奮闘します。

わが子の大好きな場所に通えなくなったことは、親として胸が苦しくつらい経験だったことでしょう。それでも前を向き「スバルくんにとってよい環境を」と考える星さんの姿勢には勇気をもらいました。

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