離乳食の食器を選ぶコツは?
離乳食の食器選びでは、赤ちゃんが安全に使える素材であることや、日常的に使いやすいかを確認しましょう。併せて、赤ちゃんが喜ぶようなデザインかどうかもチェックポイントです。
安全性につながる「素材」
赤ちゃんの使う食器は安全性を重視して選びましょう。素材は割れにくさがポイントです。プラスチック製や木製なら軽くて扱いやすい上、落としたりぶつけたりしても割れにくいです。赤ちゃんが食器をつかむようになってからも、安心して使えるでしょう。
陶器は、割れにくいタイプを選ぶと安全に使えます。食品の色やにおいが移りにくいため、長い期間使える素材です。ただし、ほかの素材に比べて重いため、赤ちゃん自身では持ちにくいかもしれません。
忙しいママの味方「便利家電への対応可否」
少しでも家事の負担を減らすには、電子レンジや食洗機に対応している食器を選びましょう。
電子レンジで温められるものなら、食器1つで離乳食が作れます。冷凍保存で作り置きしている場合も簡単に解凍でき、そのまま食卓に出せるため移し替える必要もありません。また、食べるのに時間がかかって冷えたときも、すぐに温められます。
食洗機に対応している食器は、洗う手間を減らせます。高温での洗浄もできるため、食器を清潔に保ちやすいのもメリットです。
見た目のこだわり「デザイン」
赤ちゃんが気に入るデザインの食器であれば、食事は楽しいものだと感じるきっかけになるでしょう。赤ちゃんが好きな色やキャラクターの食器を選ぶのがおすすめです。かわいいデザインの食器はママのモチベーションにもつながります。
また、食器の形状は使い勝手の良し悪しに関係します。離乳食初期はなめらかなポタージュ状の食材を少しずつ食べさせるため、小さくて深さのある食器がおすすめです。
後期になり、固形のメニューも食べられるようになると、プレートタイプが役立ちます。複数のおかずを盛り付けたり、手づかみ食べの練習にも使えたりと利便性の高い形状です。
離乳食初期から使える「器タイプ」
器タイプで深さのある食器は、離乳食初期から使いやすい形状です。成長してきたらデザートや副菜を入れるのに役立ちます。長く使える器タイプの食器を紹介します。
クラフト木の実「てのひら皿」
堅いカエデの木をくり抜いて作られた「てのひら皿」は、手触りのよい質感が特徴の食器です。角がなく厚みのあるデザインで、万が一落としても割れにくい作りのため、赤ちゃんが自分で食べるようになってからも安心して使えます。
器部分が2つつながっている形状で、おかゆと野菜というように2種類の離乳食を盛り付けるのにも便利です。成長したらヨーグルトとフルーツというように、デザート用にしてもよいでしょう。
・商品名:クラフト木の実「てのひら皿」
スナオラボ「木の器きのこのうつわ3点セット」
器・コップ・スプーンがセットになっており、器とコップを重ねるときのこの形になるかわいいデザインが特徴です。デザインの面白さから赤ちゃんの興味を引きやすいでしょう。
器のふちは緩やかに角度が付いており、離乳食をすくいやすいよう工夫されています。また器やコップの底に厚みがあるため倒れにくく、機能性も抜群です。
熟練の職人が手作りしている木製の器は、柔らかな口当たりで使い心地のよさを感じられます。
・商品名:スナオラボ「木の器きのこのうつわ3点セット」
ケユカ「抗菌離乳食小鉢 4個セット」
離乳食初期から活躍するプラスチック製の器のセットです。小さな器が複数あると、食材が混ざることなく赤ちゃんに食べさせられます。
器の底には突起が付いているため食材をすりつぶしやすく、離乳食作りにも便利です。以下に挙げる複数の方法で消毒でき、清潔を保ちやすいのも特徴といえます。
・煮沸消毒
・電子レンジ消毒
・薬液消毒
・次亜塩素酸ナトリウム液消毒
食洗機対応のためお手入れも簡単です。かわいいデザインとカラーで食事の時間がより楽しくなるでしょう。
・商品名:ケユカ「抗菌離乳食小鉢 4個セット」
中期から後期に便利な「プレートタイプ」
離乳食中期から後期になると、赤ちゃんは少しずつ固形の食材を食べられるようになります。初期と比べ、離乳食から摂取する栄養の割合が増えることもあり、プレートタイプの食器があると使い勝手がよいでしょう。
ル・クルーゼ「ベビー・マルチプレート&ラムカン」
仕切りのあるプレートのため、複数の食材を盛り付けたいときに役立ちます。
磁器製のラムカンが付属しているのもうれしいポイントです。深さがあり、水分の多いメニューを出すときにも使えます。傷が付きにくくお手入れもしやすいため、長く使えるでしょう。
電子レンジやオーブン、蒸し器など様々な調理器具に対応しているため、調理の幅が広がるのも特徴です。
・商品名:ル・クルーゼ「ベビー・マルチプレート&ラムカン」
ezpz「ミニマット」
シリコン製のプレートとミニマットが一体になった食器です。テーブルにぴったりと吸着するため、赤ちゃんが食器をひっくり返してしまうのを防げます。
プレートの高さや幅がほどよく調整されており、ぴったりと固定するため、スプーンやフォークの練習にも便利です。練習中の赤ちゃんが食べこぼした離乳食をマットが受け止めるため、多少の汚れは気になりません。
丸ごと洗えて、食洗機や電子レンジにも対応しています。笑顔の形の仕切りが、楽しい食事時間を演出してくれるでしょう。
・商品名:ezpz「ミニマット」
錦化成「ミニーマウス アイコン小皿&スプーンフォークセット」
ミニーマウスのモチーフがかわいい小皿と、スプーン・フォークがセットになった日常使いしやすい食器です。
プレートでは大きすぎる場合も、こちらは小皿サイズのため盛り付けやすいでしょう。耳やリボンの部分は持ち手として使用でき、持ち運びしやすい点もポイントです。
ほかにミッキーモチーフもあるため、好みに合わせて選べます。
・商品名:錦化成「ミニーマウス アイコン小皿&スプーンフォークセット」
ひっくり返り防止「吸盤付きタイプ」
吸盤付きタイプの食器なら、食事中にひっくり返るのを防げます。成長に伴い好奇心が出てくると、赤ちゃんは様々なものに触れたがるでしょう。吸盤付きなら赤ちゃんが触れても簡単には動かないため、安心して使えます。
Smart Start Avanchy「ひっくり返らない 竹食器」
プレート部分は温かみのある自然素材の竹、吸盤部分は目を引くカラフルなシリコンで作られた食器です。吸盤部分と同じ色のスプーンも付属しています。異素材の組み合わせが楽しい雰囲気を演出するでしょう。
大きめの吸盤でしっかりテーブルに固定するため、簡単にはひっくり返りません。吸盤を取り外しできるため、固定しなくても食事ができるようになったときには、吸盤を外し竹製のプレートとして使えます。
・商品名:Smart Start Avanchy「ひっくり返らない 竹食器」
Elodie「シリコンボウルセット」
スウェーデン王室御用達のベビー用品ブランド「Elodie」の、シリコン製の食器です。食品グレードのシリコンが使用されており、赤ちゃんの食事にも安心して使えます。耐久性があるため長く使えるのもうれしいポイントです。
吸盤でしっかり固定できるため、ひっくり返したり落としたりすることなく食事に集中しやすいでしょう。ふちが半ドーム型で離乳食がこぼれにくい形状をしているため、万が一ひっくり返ったときも安心です。
また、半ドーム型の部分を使うと、スムーズにスプーンですくえます。
・商品名:Elodie「シリコンボウルセット」
デザインを統一できる「離乳食セット」
食器に統一感を持たせるなら、離乳食用の食器セットがよいでしょう。必要な器やプレートなどがセットになっているため、1組用意しておけば長く使い続けられます。
10mois「mamamanma プレートセット」
雲の形が特徴的な、1枚皿・仕切り皿・カトラリーのセットです。かわいらしいデザインだけでなく、離乳食のすくいやすさやプレートの持ちやすさといった利便性にもこだわっています。
仕切りが付いているため、ペースト状と固形物など2種類を1皿に盛り付けることが可能です。手づかみ食べを始めるころには、2枚のプレートで主食とおかずを使い分けられます。離乳食を卒業してからも、おやつ皿など様々な用途に使えるプレートです。
原料の約半分が竹・有機物でできたバイオマスプラスチック製で、環境にも配慮しています。竹は細菌の繁殖を抑えるため、赤ちゃんにも安心して使えるでしょう。
・商品名:10mois「mamamanma プレートセット」
KINTO「BONBO キッズ 6点 セット」
赤ちゃんが成長してからも使いやすい、シンプルなデザインの食器セットです。ボウル・大小2枚のプレート・ストローカップ・スプーン・フォークと、離乳食に必要な食器はすべてそろっています。
プラスチック製の食器のため軽く割れにくいのはもちろん、有害な成分といわれているBPAを含まない素材を使っている点もポイントです。
・商品名:KINTO「BONBO キッズ 6点 セット」
コンビ「はじめて離乳食 かさなる食器 収納じょーず」
すべての食器を重ねて省スペースに収納できる食器セットです。様々な大きさ・深さの食器がセットになっているため、離乳食初期から完了期まで長く使えます。
色とりどりの食器には「かさねの色目」と呼ばれる日本の伝統配色を取り入れており、食卓に並べたときも収納中も彩り豊かです。
また、電子レンジや食洗機に対応しているほか、煮沸・薬液による消毒も可能です。
・商品名:コンビ「はじめて離乳食 かさなる食器 収納じょーず」
まとめ
離乳食の食器を選ぶ際は、壊れにくい素材であるか、電子レンジ・食洗機に対応しているか、使いやすい形状かといったポイントを確認しましょう。選ぶ食器によっては、離乳食の時期が終わってからも長く使い続けられます。
赤ちゃんの成長度合いや必要な機能に合わせて食器を選ぶと、離乳食を食べさせやすくなるでしょう。