1歳の赤ちゃんにおすすめのおもちゃは?知育から手作り品まで紹介

第39回 どれがいいの?子育てグッズ
子どもの成長度合いによって、楽しめるおもちゃの種類は異なります。1歳の赤ちゃんには、どのようなものを選べば喜んでもらえるのでしょうか。1歳児向けのおもちゃの選び方や、種類ごとのおすすめの商品を紹介します。

1歳の赤ちゃんにおもちゃを選ぶなら

1歳の赤ちゃんに与えるおもちゃを選ぶ際、どんなポイントがあるのかを知らないと、うまく遊べないものを選んでしまう可能性が高まります。

また、赤ちゃんが直接使用するものなので、楽しさだけでなく安全性も重要です。楽しく安全に使ってもらうために、知っておきたいポイントをチェックしましょう。

興味を持てるおもちゃがベスト

1歳ごろになると、次第に色・形・音の判別ができるようになってきます。カラフルなものや、触ると音が出るなど仕掛けがあるおもちゃを与えると、興味を持ってもらえるはずです。

子どもの個性が出てくる時期でもあるので、日ごろの様子をよく観察して本人が興味を持ってくれそうかどうかも重視して選びましょう。大人から見てよく思えても、子ども目線で考えると興味を持ちにくい場合があります。

1歳の赤ちゃんは、見たことがあるものに対する好奇心を抱く時期でもあるので、動物や乗りものなど、お気に入りのモチーフを選んであげましょう。

安全面の重視を

1歳の赤ちゃんにとって安全なおもちゃを選ぶには、おもちゃごとに設定されている対象年齢を参考に選ぶことが基本です。

個人差はありますが、1歳ごろになると手先を器用に動かせるようになってきて、かじったりつかんで投げたりと、ものを乱暴に扱うシーンが増えてきます。

おもちゃや床に落ちているものを拾って予期しない使い方をすることもあり、ヒヤッとさせられることがあるでしょう。

細かいパーツに分かれるものだと、誤って口に入ったときに飲み込んでしまう恐れがありますし、固い素材でできているものは投げたりぶつけたりしたときに危険です。尖った部分があるものも、1歳児のおもちゃには向いていません。

コミュニケーションに「絵本」「布絵本」

絵本は絵と物語の両方を楽しめます。子どもに読み聞かせれば、親子のコミュニケーションの時間を増やし、子どもの感受性を豊かにしてくれるところが魅力です。

複雑な絵や物語を理解できない赤ちゃんには、内容が簡単なものを選ぶことが大事です。赤ちゃんでも、理解しやすい工夫がされたものを選ぶようにしましょう。1歳児が楽しめる、絵本や布絵本を紹介します。

バンダイ「ベビラボ 〜脳を育む〜おでかけ布えほん」

小さな子どもが大好きな『アンパンマン』の布絵本です。赤ちゃんが手にとって遊べるように作られているほか、研究によって明らかになった赤ちゃんが認識しやすい柄や好む色を取り入れ、興味を引くように作られています。

ページに触ったりマスコットを振ったりすると音が出るので、絵や文字が分からなくても問題ありません。めくって遊べる仕掛けもついていて、飽きずに楽しんでもらえるでしょう。

布製の絵本なので丸洗いでき衛生的です。おでかけ先でも使えるように、ベビーカーなどにくくりつけられるリングが付属し、どこでも遊べます。

・商品名:バンダイ「ベビラボ 〜脳を育む〜おでかけ布えほん」

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日本育児「エリック・カール はらぺこあおむし どこでもソフトブック」

『はらぺこあおむし』の物語を題材にした布絵本です。原作のカラフルなイメージはそのままに、絵をつまんだりめくったりと、指先を使って遊べるたくさんの仕掛けが施されています。

赤ちゃん向けに作られた布絵本は、紙の絵本よりも赤ちゃんの手になじみやすく、内容を簡単にしてあるので、初めての絵本にぴったりです。

かわいいイチゴの形をした歯固めや「いないいないばあ」をして遊べるソフトミラーもついており、絵本に飽きたときにも気分転換できるでしょう。

・商品名:日本育児「エリック・カール はらぺこあおむし どこでもソフトブック」

・Amazon:商品はこちら

エド・インター「しょくぱんくんとサンドイッチ」

サンドイッチ屋さんを題材にした絵本と、サンドイッチの布おもちゃがセットになっています。ストーリーを楽しみながら、実際にサンドイッチを作って遊びましょう。

サンドイッチの具の組み合わせを変えて遊ぶことができ、簡単には飽きさせません。レタスの布おもちゃは、握るとシャカシャカと音が出るなど、赤ちゃんの興味を引く工夫がされています。

1歳だと本物の食材を触らせるのはまだ難しいですが、おもちゃを使えば食材に対する関心を深めながら、楽しく遊べるでしょう。付属の布おもちゃは洗濯可能なので、清潔に使用し続けられます。

・商品名:エド・インター「しょくぱんくんとサンドイッチ」

・Amazon:商品はこちら

音を出す楽しさ「楽器」

1歳になると音に興味を持ち手先も器用になってくるので、楽器のおもちゃをあげると楽しんでもらえます。

指先の器用さを鍛えると同時に、感受性や創造性を育んでくれるところもポイントです。1歳ごろの赤ちゃんにぴったりな、楽器のおもちゃを見ていきましょう。

ボーネルンド「アンビ・トーイトランペット」

赤ちゃんが遊ぶ、初めての楽器におすすめなおもちゃのトランペットです。本物のトランペットとは異なり、吸ったり吹いたりすると音が出ます。

2カ所の吹き口から異なる音が出る工夫がされ、飽きずに遊んでもらえる仕組みです。赤や黄色などの赤ちゃんが認識しやすいカラーが使われており、興味を持ってもらえます。

軽くて握りやすいプラスチック製で、1歳でも持ちやすく安心です。赤ちゃんが持ちやすい形状にもこだわってデザインされ、優しい手触りと丸みのあるフォルムとなっています。汚れたときは、固く絞った布で拭いてお手入れしましょう。

・商品名:ボーネルンド「アンビ・トーイトランペット」

・Amazon:商品はこちら

プレイミートーイズ 「パットベルシェルフ ペンタトニック」

手で叩いて音を出すタイプの、ハンドベルのおもちゃです。通常のハンドベルとは違い、音階ごとに並べて固定されているので、難しい操作は必要ありません。

日本の童謡で登場することが多い「レ・ミ・ソ・ラ・シ」の音が鳴る設計です。どのような叩き方をしても音が出るように作られ、子どもの音楽への好奇心を掻き立てます。

ゴムの木やブナなどの天然木が使われた、優しい肌触りです。自由に演奏するほかにも、付属のカラーシールを使って、オリジナルの曲を作って遊ぶこともできます。

・商品名:プレイミートーイズ「パットベルシェルフ ペンタトニック」

・Amazon:商品はこちら

エデュテ「ファーストMUSIC SET」

木琴・カスタネット・マラカス・太鼓など、様々な楽器がセットになったおもちゃです。叩く・振る・こするなどの、様々な動きのなかで音を鳴らせます。

音だけでなく、手に伝わってくる振動やリズムを楽しめるように作られているところが魅力です。おもちゃを通じて、叩いてよいものとそうでないものの区別をつけられるように教えられます。

塗料は食品衛生法に準じたものを使用し、赤ちゃんが舐めてしまっても安心です。素材には天然のゴムの木が使われ、優しい温もりが感じられます。対象年齢は18カ月以上です。

・商品名:エデュテ「ファーストMUSIC SET」

・楽天:商品はこちら

知的好奇心を刺激「イタズラおもちゃ」

1歳ごろの赤ちゃんは床に落ちているものや、目についたものなどを利用してイタズラをし始める時期でもあり、コンセントを引き抜いたり収納扉を開けようとしたりと、身近なものに触れようとします。

イタズラを題材にしたおもちゃを与えると、知的好奇心を満足させてあげられるでしょう。赤ちゃんの興味を引く工夫がいっぱいのおもちゃを紹介します。

ピープル「いたずら1歳 やりたい放題 ビッグ版 リアル+」

カラフルな色づかいとリアルな見た目で、赤ちゃんの知的好奇心を刺激するおもちゃです。リモコンを操作したりティッシュを取ったりといった、成長盛りの赤ちゃんがついやってしまうイタズラを題材にしています。

家にある身近なものを使ったイタズラは、赤ちゃんの指先や脳の発達に効果的ですが、本物は危ないものも多くできるだけ避けたいものです。

一度、本物でイタズラをし始めると、おもちゃに関心を持たなくなるケースがありますが、こちらの商品は本物そっくりにこだわっているので、遊びがいがあります。

蛇口をひねって音を出したり、動画を再生したりと本物のような効果音やメロディが、25種類以上も収録され充実した内容です。

・商品名:ピープル「いたずら1歳 やりたい放題 ビッグ版 リアル+」

・Amazon:商品はこちら

バンダイ「べビラボ 〜脳を育む〜まんまる!いたずらあそびDX」

『アンパンマン』のいないいないばあ遊び・コンセントの抜き差し・コインの出し入れなど、20種類の遊びを楽しめるおもちゃです。丸い形状になっていて安定感があり、腹ばいの状態でも遊びやすいでしょう。

音で赤ちゃんの興味を引く工夫もされ、アンパンマンのマーチや童謡が3曲、効果音は20種類が収録されています。

生後6カ月から3歳ごろまで長く遊べるように作られており、きょうだいで一緒に遊ぶことも可能です。

・商品名:バンダイ「べビラボ 〜脳を育む〜まんまる!いたずらあそびDX」

・楽天:商品はこちら

指先を使う練習にも「ブロック」「パズル」

ブロックやパズルなどのおもちゃは、集中力と指先の器用さを高めてくれるので、1歳ごろの赤ちゃんにぴったりなアイテムです。

自由に組み立てられるタイプや、ものの名前が覚えられるように工夫されたタイプを選べば、様々な遊び方をかなえてくれます。1歳児におすすめの商品を見ていきましょう。

namosee「First Baby Block's」

赤ちゃんの初めての積み木遊びにおすすめな、ブロックの10ピースセットです。柔らかいPVC素材でできており、落としたりぶつけたりしても危なくないように作られています。

ブロックの側面には動物・乗りもの・数字などが立体的に表現され、指で触って図案の違いを学べるデザインです。ブロックを積んで遊ぶだけでなく、同じものをグループ分けする遊びも楽しめます。

赤ちゃんの認識力や創造力を養いたい人にぴったりです。生後6カ月ごろから2歳ごろまで、楽しく遊べます。

・商品名:namosee「First Baby Block's」

・楽天:商品はこちら

マテル「フィッシャープライス 1才からのメガブロック」

創造力や好奇心を刺激する、カラフルなブロックのセットです。角に丸みがあるデザインなので、ぶつかってもけがをしにくい仕様になっています。

一般的なブロックに比べて大きめのサイズで、ほどよい柔らかさがあり、小さな赤ちゃんでもつかみやすい設計です。通常のブロックよりも簡単にはめたりはずしたりでき、成功体験を味わえるでしょう。

赤・青・緑などの赤ちゃんが認識しやすい色が使われた、80個のブロックがセットになっています。ボリューム感があるので、アイデア次第で様々なものを作れるところもポイントです。

・商品名:マテル「フィッシャープライス 1才からのメガブロック」

・Amazon:商品はこちら

くもん出版「くもんのジグソーパズル STEP1 だいすき どうぶつ」

あひる・うさぎ・ねこなど、様々な動物をモチーフにした8枚のジグソーパズルのセットです。カラフルな色づかいやかわいいデザインで、赤ちゃんの興味を引きます。

身近な動物の名前を覚えながら、指先の器用さをアップできるでしょう。「小さな子どもにパズルは難しいのではないか」と思いがちですが、こちらの商品は一般的なパズルとは違ってピースが大きく、赤ちゃんでも簡単です。

2ピース・3ピース・4ピース・6ピースと、少しずつパズルのレベルを難しくしていけるように作られています。あまりにも簡単すぎると飽きてしまいますが、段階を追って挑戦していけるので達成感を得られるでしょう。

・商品名:くもん出版「くもんのジグソーパズル STEP1 だいすき どうぶつ」

・Amazon:商品はこちら

クラシック「カラフル ファーム ペグパズル」

ボードに空いた穴にはめて遊ぶタイプのパズルです。うし・うま・ぶたなどのカラフルにデザインされた動物を、同じイラストが描かれたくぼみにはめて遊びます。

動物の名前を覚えたり、同じものを理解する手助けになったりするところが魅力です。子どもに「これは何だろう?」と、問いかけながら一緒に遊びましょう。

小さな手でもつまみやすいように取っ手がついているので、赤ちゃんでも簡単にはめたりはずしたりできます。シンプルな遊び方ですが、指先を使う訓練になるでしょう。

・商品名:クラシック「カラフル ファーム ペグパズル」

・Amazon:商品はこちら

「番外編」手作りおもちゃも挑戦

市販品だけでなく身近なものを使って手作りしたおもちゃも、赤ちゃんに喜んでもらえます。簡単に挑戦できる、手作りおもちゃの作り方を見ていきましょう。

空き容器で楽器を作る

112mLや200mLなどの小さなペットボトルの空き容器を使うと、手作りのマラカスが簡単に作れます。空き容器をきれいに洗って乾かし、ビーズ・ビー玉・細かく切ったストローなどの素材を入れてしっかりとふたを閉めるだけで完成です。

カラフルな素材やきらきらするものを入れると、赤ちゃんの興味を引き喜んでもらえます。ペットボトルの口は小さいので、丸めた紙を漏斗代わりにすると簡単に素材を投入できます。

ふたを閉めたら、簡単に開かないようにビニールテープで固定しましょう。ペットボトルの表面に好みのシールやマスキングテープを貼って、かわいく飾ります。

小さなものをつまめる動作ができる子なら一緒に挑戦すると、よい思い出になるでしょう。

シールと台紙だけでも楽しいおもちゃに

画用紙などに絵を描き、丸シールを貼って模様を作るおもちゃもおすすめです。画用紙だけでなく、紙皿などを使って土台を作ってもよいでしょう。

子どもが興味のあるモチーフを自由に作れるので、気に入ってもらえる可能性は高いといえます。

例えば、画用紙や紙皿を魚の形に切り抜いて、黒い目の部分だけ描き入れてみましょう。子どもは、うろこの部分に丸シールを貼って自由に模様を作っていく遊びができます。

1歳の子はシールを貼る動作はできても、台紙からシールをはがす動作が難しいことがあるので、様子を見てはがしやすいように軽くめくっておくとよいでしょう。

まとめ

1歳の赤ちゃんには、音が出たり知的好奇心をくすぐったりするおもちゃが喜んでもらえます。指先が発達し始める時期でもあるので、ブロックやパズルなどを与えると、成長を促してあげられるでしょう。

子どもが興味を引きやすい色づかいや、小さな手でも持ちやすい形状にこだわっているものだと、無理なく遊べます。本人が気に入っているモチーフをうまく取り入れると、より興味を持って遊んでくれるはずです。

手作りのおもちゃに挑戦すると親子の思い出が増え、絆を深める効果も期待できます。1歳の誕生日にぴったりなおもちゃを選んで、充実した時間を過ごしましょう。

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