突然標的になり、教師は助けてくれず。中3のいじめ経験を描いた漫画に心が凍る

突然標的になり、教師は助けてくれず。中3のいじめ経験を描いた漫画に心が凍る

子どものときに経験したことは、大人になっても記憶に残っているものですよね。友だちとの楽しい思い出だけでなく、嫌がらせを受けたり心無い言葉で傷ついたりしたことも深く刻まれるものです。サヤカ@イラストエッセイ(@sawayakasayaya)さんは、中3のある日突然始まったいじめに深く傷つきます。その理不尽な理由や大人の対応によりさらに深く傷つくことに。『筆箱に液体のりがぶちまけられた話』をダイジェストでご紹介します。

学校で起きているいじめ、大人は意外と気づかない…

©️sawayakasayaya

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教室やSNSの中で起きているいじめ、大人はその異変にどの程度気づいているのでしょうか。

サヤカさんの場合、学校やSNS上で暴言を吐かれていることは学校に相談していなかったようです。加害者であるミナミのお母さんは学校とも積極的に関わっているようですが、子どもが友だちに何をしているかは知らなかったのかもしれません。

サヤカさんが職員室に出向いて先生に直接被害を訴えたときも、その対応に不信感を持つのみでした。

筆者も同じ年ごろの子どもを育てている親として、子どもの学校で起きていることをどれだけ知っているだろうかと考えさせられました。大人がいじめにどのように対応するかで、子どもがいじめから受ける影響が違うのではないでしょうか。

自分自身が幸せになることが、加害者への仕返し

©️sawayakasayaya

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その後、何かのきっかけで自身も孤立するようになってしまったミナミ。いじめていた側がいじめられる側になる…サヤカさんは、そんな姿に同情する気持ちよりも、「因果応報」だと感じます。

加害者は忘れているかもしれませんが、言われた側は決して忘れることができない言葉の数々。でもサヤカさんは仕返しすることで決着をつけるのではなく、ミナミの存在すら忘れて幸せな毎日を送ることで決着をつけました。

いじめは理不尽で、ある日突然標的になることがあります。そんな体験に傷つきながらも今は幸せに生きる作者の姿に最後は少しだけ救われる『筆箱に液体のりがぶちまけられた話』。いじめ当事者も、そうでない方も読んでほしい作品でした。

記事作成: emisuke_113

(配信元: ママリ

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