「誰か抱っこを代わって…」人に頼れないなら物に頼る!気持ちにゆとりができた、孤育ての救世主

「誰か抱っこを代わって…」人に頼れないなら物に頼る!気持ちにゆとりができた、孤育ての救世主

私は里帰り出産を希望していましたが、コロナ禍の影響で実家へ帰ることを断念。また、義実家とわが家は車で1時間ほどの距離ですが、義両親も仕事をしているため頼ることが難しい状況でした。第1子となる男の子を出産しましたが、息子はよく泣く子で常に抱っこをし続ける状態……。心身ともに疲れ切っていたそんなとき、ある育児用品を活用しようと思い立ったのです!


現在妊娠・出産・子育てをする多くのママたちが直面している「孤育て(孤独な子育て)」。ベビーカレンダーでは、新型コロナウイルス流行により人と関わることができず、各家庭だけで子どもと向き合う子育てを強いられ、閉塞感や孤独感を抱えながら子育てをしている、今の子育ての実態を特集でご紹介します。

夫と子育てを頑張ろうと思ったものの…

私の実家は遠方にあり、義両親は2人とも仕事をしていて、育児を誰かに頼ることが難しいため、私は夫と話し合い夫婦で協力して子育てをしようと決めました。産後、私と息子が退院してから1週間、夫は仕事を休んでくれ家事と子育てのサポートを本当によくしてくれました。


しかし夫の1週間の休みが終わると、日中は誰も頼れる人がいないため私ひとりで息子のお世話と家事をすることに。夫は休んでいた分の仕事が溜まっており、残業が長引くことや、出産祝いという名の飲み会に上司や友人から連日誘われ、夜遅くに疲れて帰ってくることが多くなりました。


息子は毎日夕方の17時~22時まで何をしても泣き続けるため、産後まだ回復していない体にムチを打ち、私は何時間も息子を抱っこをしてあやしたのです。本当に誰かに頼りたい産後すぐの時期と時間帯に、誰にも頼ることができない、“孤育て”の日々が続きました。

自分の時間がまったくとれない

息子はとてもよく泣く子で、抱っこが大好きな甘えん坊でした。息子の泣き声を聞くと私はどうしようもなく悲しくつらい気持ちになり、なんとか泣き止ませようと抱っこをして、必死にゆらゆら体を動かし家中を歩き回ったのです。


まだ産後のダメージが残る体で育児をすることや毎日の寝不足も大変でしたが、私は息子をずっと抱っこしていることで自分の時間がまったくとれないことが本当に嫌でした。好きなドラマを見たり、ゲームをしたり、SNSをチェックしたりする時間を諦めてからは、自分のごはんやトイレの時間さえもついつい犠牲にしてしまうように。


私は徐々に何に対しても無気力になり、気付くと息子を抱っこするのも嫌になってしまったのです。

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